かつてフジテレビで人気を誇った深夜バラエティー番組「オールナイトフジ」をリニューアルし、32年ぶりに復活した「オールナイトフジコ」。
今回のブログでは、下記を解説します。
オールナイトフジとは?視聴率は?
「オールナイトフジコ」の前身番組「オールナイトフジ」は1983年4月2日に開始し、1991年3月30日まで基本生放送でお届けしていました。
現在フジテレビの社長である湊浩一さんも、当時ディレクターとして番組に携わっています。
初代司会は、秋本奈緒美さんと鳥越マリさんです。
歴代では、松本伊代さんも務めていました。
芸能界でも全国区に登り詰めたとんねるずもフジテレビにおける初レギュラーを獲得し、出演しています。
コンビのヒット曲「一気!」を歌唱中に、石橋貴明さんが1500万円はするといわれるテレビカメラを壊したことは有名です。
今では嘘でしょう?と思うことも、昔は受け入れられていたのですね。
さすがの石橋貴明さんも、やばいという表情に豹変していたようです。
また今では見れないお色気系のコーナーにも、注目が集まっていました。
しかし1年半後他のライバル局もより過激なネタをスタートさせたため、差別化の意味も込めてオールナイトフジではソフトになっていったそうです。
また1985年初頭には深夜番組の内容が衆議院でも問題視されたため、性の話題を入れない純粋なバラエティ「オールナイトフジⅡ」として再スタートしています。
全404回の平均視聴率は3.5%、最高視聴率は1989年3月25日の7.2%と深夜帯にしては異例の高い視聴率を叩き出していました。
すごい番組だったのですね。
オールナイトフジコとは?
オールナイトフジコは、毎週金曜日24時55分から26時55分までの2時間生放送でお届けしている番組です。
総合プロデューサーは、秋元康さんが担当しています。
オールナイトフジコのMCは、誰がやっているのでしょうか?
次の3人です。
面白い組み合わせですね。
オールナイトフジと類似しており現役女子大生15人が、出演しています。
2023年6月2日の放送分では、ミュージカルスターを招いた企画「フジコカラオケパーティー」が開催されました。
乃木坂46の「サヨナラの意味」で美声を披露し93点に迫る特点を叩き出した、和智日菜子さんが優勝しています。
涙を流し「これだけのために来たんです。へんとう線が腫れていて」と語り、MCの森田哲矢さんからは「ホリプロスカウトキャラバンちゃうねんぞ!」と突っ込まれていました。
また6月6日発売のFLASHでは、一部メンバーの初水着グラビアが掲載。
オールナイトフジコとのコラボ企画で実現したもので、希望者9人中じゃんけんで勝ち上がった次の5人に権利が与えられています。
ユーチューバーのコムドットが出演した回もあり、テレビとYouTube垣根なく楽しい番組作りをしようとしているようです。
速報!オールナイトフジコの視聴率
フジテレビの港浩一社長によると、2023年4月28日の定例会見で14日にスタートしたオールナイトフジコは「深夜ですが、視聴率もコア・個人ともに横並びトップ」と発表しています。
5ちゃんねるによると、初回は1.8%だったとの噂です。
数字だけ見るとオールナイトフジの平均3.5%と比較しても低いので、「好調と判断するのはおかしいのでは?」と思うかもしれません。
しかし関東地区の場合視聴率1%で、約38万人目安で見ていると仮定されます。
つまり1.8%では、約68万4000人が視聴していた予想になるのです。
主要局年度世帯視聴率(ゴールデンタイム・年度ベース) の最新調査によると、2022年度上期分のデータまででフジテレビの結果は6.3%でした。
下半期はテレビを見る人が増加傾向にあるため、通算ではグラフの数値が推移する可能性があります。
オールナイトフジコは深夜帯である点と現在のテレビ離れ・低迷を考えると、1.8%は悪いとはいえないのかもしれません。
4月28日は、「朝まで生テレビ!」と深夜帯の視聴率トップ争いをしていたそうです。
しかし、視聴者から次のようにオールナイトフジコはつまらないという厳しい意見もあります。
こないだのオールナイトフジコを今さら見たんだけど、もう「迷走」どころじゃないというか…
お台場の局は自ら視聴率最下位を目指してるのかな。
— @ (@tk1988_) April 20, 2023
金曜深夜にフジテレビで生放送でやってるオールナイトフジコ。
オーディションまでしてレギュラー獲得した女性陣を全然ピックアップしないで下世話なコーナーばっかりやってるの勘違い感すごい。
視聴率稼ぎのエロコーナーなんか番組の最初と最後だけにして、出演者にスポット当てたほうが良い。— あまのみ (@amanomi10000) April 22, 2023
2回オールナイトフジコ観たけどあまり面白いとは思わなかった。少し笑ったりはしたけど、バブルのあの頃のフジテレビにしがみついてるおじさんが企画したような感じ。もうとんねるず出したって視聴率とれないだろうし。やっぱり金曜夜はバナナマン。
— 陽明門 (@pt3Xw4MMSBua8XJ) April 22, 2023
過去は良くても今視聴者が求めているものとは、ずれがあるとの声もあります。
2回目のオールナイトフジコの放送では初回のコーナーがほとんど残っていないとMCの佐久間宣行さんが話しており、新企画もいまいち回っていないようです。
グダグダ感が生放送の醍醐味ともいえますが、オールナイトフジコは度を超えているように感じたようですね。
2010年代以降視聴率低下を食い止めることにプラスして、コンプライアンス遵守やネット炎上対策など規制がかかった上での番組制作が求められてきました。
以前のテレビを知るスタッフは、なおさら狭い範囲で勝負しなければならない点に頭を悩ませていたのではないでしょうか?
しかしオールナイトフジコを筆頭に生放送の場で制約をできる限り取っ払い、本当に面白いと思うものを自由にやらせてあげたい港社長の心意気が感じられます。
初回には社長自らが参戦しており、力の入れようが伺えました。
低視聴率や炎上を理由に、すぐオールナイトフジコが終了になることは考えづらいです。
批判的な声に対してある程度予測を立てた上でものともせず、他がやっていないフジテレビならではの色を出そうとしているのでしょう。
まとめ
高視聴率を叩き出すのはNHKの「紅白歌合戦」のような歌番組や「箱根駅伝」のようなスポーツなどジャンル問わず、生放送が多いことに目をつけています。
面白い番組を見ながらリアルタイムにてツイッターでつぶやくなど、視聴率以外の面で人気や注目度を測れるようになった点もポイントです。
オールナイトフジコのこの感じ好きだなーーー
このわちゃわちゃの懐かしいフジテレビ感たまらん
あとフジコちゃんたちみんなかわいい— とくち (@tokuchi_yfm) June 10, 2023
オールナイトフジコのファンの人も、いるようです。
生放送ならではのハラハラドキドキ感が味わえる醍醐味や、独特の緊張感、出演者たちの即興性スキルの向上など楽しみがつきません。
企画が通るかやきもきすることが少なくなり、製作側のやる気もアップしさらに面白い番組作りに繋がることを期待します。
オールナイトフジコのファンも、味方につけて欲しいですね。