人気漫画作品『ドラゴンボール』の担当を長年務めた敏腕編集者・伊能昭夫さんが、2023年8月31日を以って集英社を退社し、独立することが文春オンラインで報じられ大きな話題となっています。
そんな伊能昭夫さんは集英社から『ドラゴンボール』の全権利を持って独立!?とも騒がれており、集英社の今後にも注目が集まっています。
そこで今回は、伊能昭夫さんが集英社からの独立を報じられたことで
・『ドラゴンボール』の版権がどのように扱われるのか?
・ 集英社の今後はどうなるのか?
についてまとめました。
伝説の編集者・伊能昭夫が独立報道!
人気漫画作品『ドラゴンボール』の担当で、作者の鳥山明さんとも親しい仲で知られる編集者・伊能昭夫さんが
を文春オンラインがスクープし大きな騒動となっています。
しかも伊能昭夫さんは、
とまで報じられ、大きな騒動となっているのです。
集英社で人気漫画作品「ドラゴンボール」の担当者を長年務めた敏腕編集者が8月末で同社を退社し、自ら立ち上げた会社で同作に関わるビジネスを行う意向であることが「週刊文春」の取材でわかった。
引用:文春オンライン
『ドラゴンボール』とは
![]()
引用:YouTube
『ドラゴンボール』は人気漫画家・鳥山明さんによる漫画作品で、1984年から集英社の週刊漫画誌「週刊少年ジャンプ」で連載がスタートしており、当初は主人公の孫悟空が7つの球を集めるとどんな願いも叶うというドラゴンボールを探し求める‟冒険ファンタジー”だと思われていました。
ドラゴンボール初期の悟空ほんとうに可愛い。絵うまい。コンビニで総集編買ったら紙袋に入れられたから、エロ本買ったと思われるやんけ pic.twitter.com/Y0OijVYmLL
— ガタピシ豆太郎 (@gtpc_mametaro) May 19, 2016
しかしその後、クリリンやヤムチャなどの新キャラが登場し、キャラ同士によって行われる格闘技大会を描いた「天下一武道会」になると、どんどん強くなっていく孫悟空の面白さを作品の基軸に、その後は仲間と共に地球に襲来する強敵と戦うバトル漫画となり、少年たちだけではなく、少女らの心も鷲掴みにしたのです。
さらに1986年から1996年まで、フジテレビ系列で『ドラゴンボール』、『ドラゴンボールZ』が放送されると、平均視聴率20%以上を記録し、全世界80か国以上で放送されるなど、世界中で絶大な人気を博したのです。
【第21回天下一武道会開催!! 】
第21回天下一武道会参加キャラクター達が多数参戦!
さらに、新たなマップが追加されてボーナスステージも復活!
決勝戦の舞台が壊れた武道会会場になったら、達人の証ゲットのチャンス!
武道会を勝ち上がれ…!!#ドッカンバトル #ドラゴンボール pic.twitter.com/2PMg8eel33— 【ドラゴンボールZ ドッカンバトル】公式 (@dokkan_official) September 22, 2017
また1996年から原作者の鳥山明さんが脚本制作にも入らないオリジナルアニメ『ドラゴンボールGT』の放送がスタートすると、北米で最高視聴率を記録し‟ドラゴンボールブーム”に発展したのです。
こうして週刊少年ジャンプやテレビアニメで絶大な人気を集めた『ドラゴンボール』は、幾度となく映画化もされ、これまで21作の映画が公開されており、2022年6月公開の『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』は、世界興行収入130億円以上の大ヒットを記録しているのです。
映画「ドラゴンボール超」全世界週末興行ランキング&全米オープニング興収で1位を獲得!https://t.co/Zol8gV46Sp
— 超!アニメディア (@cho_animedia) August 24, 2022
伝説の男・伊能昭夫とは
![]()
引用:デイリースポーツ
このように世界的に人気を博す人気漫画『ドラゴンボール』の担当を集英社で長年勤めたという伊能昭夫さん。
そんな伊能昭夫さんのプロフィールについてはほとんど公開されていませんが、これまで
し、VジャンプのYouTubeチャンネル『Vチャンプチャンネル』では
と呼ばれているのです。
さらに伊能昭夫さんは2016年から2022年まで、集英社初の単独作品部署となる、その名も
『ドラゴンボール室』の初代室長にも就任しており、鳥山明さんと最も身近な編集者として厚い信頼を得ている人物なのです。
また月刊Vジャンプファンにしか分かりませんが、実は伊能昭夫さんは1994年から月刊Vジャンプで連載された『犬マユゲでいこう』に登場しており、一部ファンの間では今回の独立報道を受け、‟イヨクくん出世したな!!”など驚く声が上がっています。
イヨクは成長しました。 #ドラクエ #NHK #犬マユゲ pic.twitter.com/9HkVRsavwJ
— ジーク (@viroosyana) December 29, 2016
こうして編集者として長年集英社に勤務し、ドラゴンボールを担当してきた伊能昭夫さんですが、実は2023年5月に人知れず会社『カプセルコーポレーション・トーキョー』を設立し、代表取締役に就任していたのです。
しかもドラゴンボールファンはすぐに分かりますが、会社名のカプセルコーポレーション・トーキョーは、ブルマの父であるブリーフ博士が社長を務める会社の名前と同じなのです。
集英社の今後はどうなるの?
![]()
引用:文春オンライン
2023年5月に自身の会社を設立し、‟ドラゴンボール室時代の部下を2人引き抜いて”、ドラゴンボールの全権利を持って集英社から独立すると報じられている伊能昭夫さん。
そんな伊能昭夫さんの退社については集英社の広報部が認めています。
〈弊社では、社員の去就・業務内容について、また出版作品それぞれの権利関係について、公にしておりません〉
その後、改めて電話で「伊能昭夫が退社することは把握しております」と追加の回答が寄せられた。
引用:文春オンライン
そこで焦点となるのが、3兆円もの収益があると言われる『ドラゴンボール』の版権が今後どのように扱われるのか?だと言い、調べてみたところ実際に『ドラゴンボール』の権利は原作者が持っており、集英社(出版社)が持っているのは出版権のため、
と言われています。
因みに、集英社の現役社員の見解では、漫画の版権は集英社、ゲームや映像関係の業務などが伊能昭夫さんの会社に移るのではないかと言われているようです。
「『ドラゴンボール』の漫画の版権は集英社に残り、ゲームや映像関係の業務がカプセル社に移るようだ、と言われています。とはいえ、集英社としてもこんなビッグコンテンツから絶対に手を引くわけにはいかない。お互いにどこまで関わるのか現在も交渉が続いているようです」
引用:文春オンライン
確かに伊能昭夫さんが室長を務めていた「ドラゴンボール室」では、ドラゴンボールの監修や書類手続き、ゲームやLINEスタンプなどの商品開発を一括して行っていたため、集英社は漫画の版権のみになる可能性が高そうです。
ただドラゴンボールのゲームの世界での累計売上は5000億円超えとも言われるため、集英社的にも総利益3兆円超えのビッグコンテンツから手を引くわけにはいかないため、
の段階だと言われています。
こうして伊能昭夫さんの独立が報じられたことで、今後の集英社との関係が注目されていますが、SNS上では驚きを隠せないという声が1番多く、他には『揉めてほしくない』や『正確な内容を知りたい』など様々なコメントが上がっています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、伊能昭夫さんが集英社からの独立を報じられたことで、今後『ドラゴンボール』の版権はどのように扱われるのか? 集英社の今後はどうなるのかについてご紹介しました。
2023年5月に自身の会社を設立し水面下で計画を企てていた伊能昭夫さんは、集英社を退社し独立したことは間違いありませんが、今後の『ドラゴンボール』の版権については現在、集英社と交渉中のようです。
そんな伊能昭夫さんと集英社には、今後も両者がドラゴンボールに携わってほしいというファンからの意見も多く上がっており、今後の動向からも目が離せません!