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宇宙飛行士・古川聡の地上での普段の生活とは?年収も調査!

2011年に日本人では3人目となる国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在した宇宙飛行士の古川聡さん。

そんな古川聡さんは普段は地上で生活していますが、どのような生活をしているのでしょうか?

また宇宙飛行士の年収はいくらくらいなのでしょうか?

そこで今回は、宇宙飛行士・古川聡さんの普段の生活や年収について調査しました。

古川聡のプロフィール

まずは、古川聡さんのプロフィールや経歴をご紹介!

引用:毎日新聞

古川聡は異色の経歴の持ち主

引用:ORICON NEWS

幼少期はウルトラセブンになりたいと思い宇宙に憧れていたという古川聡さんですが、一方で両親がパンアメリカン航空の職員だったこともあり、子供の頃から英語を学ぶなど頭脳明晰だったのです。

そしていつしか子供の頃の宇宙への憧れを心の奥にしまった古川聡さんは、高校生になると医師である叔父の影響で医者を目指すようになったのです。

そんな古川聡さんは有言実行どおり東京大学医学部医学科を卒業し、東京大学医学部附属病院や関連病院で医師として医学の臨床・研究に従事する中、宇宙飛行士募集の案内をテレビで見たことがきっかけで子供の頃に抱いていた宇宙への憧れが再熱すると、

医師としての経験を生かして宇宙飛行士として活動してみたい

と思うようになり、挑戦することを決心したのです。

そして1999年にJAXAの宇宙飛行士募集に応募し、見事試験に合格した古川聡さんは、国際宇宙ステーションに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者として、星出彰彦、山崎直子とともに選定されると、訓練を経て2001年に宇宙飛行士として認定されたのです。

2011年、国際宇宙ステーションへ

引用:Twitter

こうして医師から宇宙飛行士へ転職した古川聡さんは、試験に合格してから12年の時を経て、2011年6月に長期滞在クルーのフライトエンジニアとして国際宇宙ステーションに165日間滞在したのです。

懲戒処分を経て、2度目の宇宙ステーションへ

引用:YouTube

そして無事に帰還した古川聡さんは、2014年からJAXA宇宙医学生物学研究グループ長に就任し宇宙医学の研究を推進すると、2020年には2023年頃打ち上げ予定のISS長期滞在ミッションの搭乗員に選ばれたのです。

そんな古川聡さんは2023年1月、前年に過去(2016年から2017年)のデータ捏造や改ざんが発覚したため懲戒処分を受けましたが、それを乗り越えて2023年8月27日にスペースXの宇宙船クルードラゴン7号により2度目となる国際宇宙ステーションに到着しており、今後は約半年間の滞在が予定されています。

【古川聡の略歴】

  • 1989年3月:東京大学医学部医学科卒業
  • 1992年2月:NASDA(現JAXA)にISSに搭乗する日本人宇宙飛行士の候補者に認定
  • 1994年4月:NASDA(現JAXA)が実施する日本人ISS搭乗宇宙飛行士の基礎訓練に参加
  • 2001年1月:宇宙飛行士として認定される
  • 2001年4月:ISS参加機関の国際協力のもとに実施されるISS搭乗宇宙飛行士のアドバンスト訓練に参加。併せて『きぼう』の日本実験棟の開発・運用に関わる技術支援業務などを実施
  • 2004年4月:ソユーズ-TMA宇宙船フライトエンジニア資格を取得し、NASAスペースシャトルミッションスペシャリスト候補者訓練に参加
  • 2006年2月:NASAよりMSとして認定される
  • 2007年8月:アメリカ・フロリダのアクエリアスで第13回NASA極限環境ミッション運用に参加
  • 2008年5月:ISS第22次/第23次長期滞在クルーノバックアップクルーに任命
  • 2008年12月:ISS第22次/第23次長期滞在クルーフライトエンジニアに任命
  • 2011年6月:第28次/第29次長期滞在クルーのフライトエンジニアとしてISSに165日間滞在
  • 2014年4月:JAXA宇宙医学生物学研究グループ長に就任(2021年3月まで)
  • 2020年11月:2023年頃のISS長期滞在搭乗員に選出
  • 2023年8月:スペースXの宇宙船クルードラゴン7号にてISSに到着

古川聡は普段どんな生活をしているの?年収は?

引用:毎日新聞

宇宙飛行士といっても宇宙で活躍する時間は限られており、搭乗も数年に1度、長い場合は10数年に1度と、ほとんどの時間を地上で過ごしているのです。

そんな宇宙飛行士である古川聡さんは普段、地上ではどんな生活を送り、年収はどれくらいあるのでしょうか?

特定の任務を受けている場合は‟訓練や勉強の日々”

引用:時事通信

そこで調べてみたところ、宇宙飛行士にとって普段の地上での生活もとても大切だと言い、今回の古川聡さんのように‟ISS長期滞在搭乗員に選出”されるなど特定に任務を受けている間は、

その任務を確実に成功させるため、長期にわたり訓練を受ける

そうです。

しかもミッションに備える宇宙飛行士の基礎訓練は1年半にも及び、

  • 国際宇宙ステーションの仕組みの習得や英語などの語学研修
  • 入念な体力トレーニング

が義務付けられているいるのです。

因み、宇宙の無重力の環境下では骨や筋肉が確実に弱くなるため、筋肉量や骨量・骨密度を事前にアップするために

  • マシンなどを用いた筋トレ
  • 有酸素運動

と2つのトレーニングで体力作りをするため、かなりの重労働だと言います。

さらに基礎訓練後のアドバンス訓練では、不時着を想定した海上や雪上など極限でのサバイバル訓練も行われるため、古川聡さんもこれまでマイナス20度で風が吹くなか訓練し、寒さで眠れないという経験をしたこともあるそうです。

特定の任務を受けていない場合も、様々な作業に従事

引用:読売新聞

また特定の任務を受けていない場合でも、古川聡さんら宇宙飛行士は実験装置の開発や運用計画の立案など、それぞれの得意分野を生かして様々な作業に従事しているそうです。

また地上では、宇宙に行っている他の飛行士を地上からサポートするというとても重要な任務もあるようです。

食生活は制限なし

引用:Twitter

一方、体づくりが大切な宇宙飛行士にとって切っても切り離せない食生活はと言うと。。

宇宙飛行士個々の裁量に任されている部分が大きく、古川聡さんは

サプリに頼らず、食事からバランス良く栄養を摂取

しているそうです。

ただ、体重が95kgをオーバーするとソユーズロケットに乗せてもらえないため

太りすぎは要注意!!

だそうです。

古川聡の年収はいくら?

引用:マイナビニュース

こうして地上でも様々な作業に従事する宇宙飛行士ですが、年収はどれくらいあるのでしょうか?

そこで調べてみたところ、古川聡さんの年収はもちろん非公開につき不明でしたが、JAXA宇宙飛行士の平均年収は

800万円~1000万円程度

と言われているため、古川聡さんもそれくらい貰っているに違いありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、宇宙飛行士・古川聡さんの普段の生活や年収について調査しました。

古川聡さんら宇宙飛行士は、普段の生活が謎めいていましたが、実は宇宙へ行っていない間も体力づくりを始め、訓練や作業に従事し搭乗に備えているようです。

そんな古川聡さんは2023年8月27日から2回目となる国際宇宙ステーションでの滞在がスタートしており、半年の間に様々なミッションを成功させ、笑顔で帰還してくれるに違いありません。