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イカゲームのパクリ疑惑・似てる作品まとめ!元ネタ説や海外,韓国の反応も紹介

イカゲームパクリ疑惑画像

Netflixで配信され、韓国初のドラマ『イカゲーム』。

スリリングなサバイバルゲームは全世界で反響を呼んでいますが、同時に多くの作品の「パクリ」も話題になっています。

日本の漫画や実写ドラマ、映画などの複数作品のパクリが指摘され、海外や韓国でも議論が交わされているようです。

似てる作品が多いと、原作や元ネタも気になるところですね。

そこで今回は、『イカゲーム』のパクリ疑惑について、

  • 原作や元ネタの存在
  • 似てる作品まとめ
  • 海外や韓国の反応

を紹介していきたいと思います。

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イカゲームはパクリ?似てる作品が多すぎる!

韓国発のサバイバルドラマ『イカゲーム』は、物語のジャンルで言うと「デスゲームもの」に分類されます。

ストーリーを簡単に説明すると、

謎の組織が貧困や金銭的苦境に立たされている人たちを集め、ゲームへの参加を募る。

誰でも知っているようなゲームが命をかけた状態で行われ、最終勝者は賞金456億ウォンを手にすることができる…

というもので、大金をめぐって生きるか死ぬかのデスゲームが繰り広げられます。

ここまであらすじを聞いただけで「なんか、聞いたことある」と思った人も多いことでしょう。

ネット上でも、日本の漫画『神様の言うとおり』や『カイジ』など、多くの作品に似てるという声があがっています。

イカゲームに原作や元ネタはある?

イカゲームの画像引用:Netflixより

『イカゲーム』は原作などはない、ドラマオリジナルの作品です。

しかし、ファン・ドンヒョク監督は過去のインタビューでインスピレーションを受けた作品、つまり元ネタの存在を明かしています。

「2008年に作品(『イカゲーム』)を構想した時期は私が経済的にしんどい頃で、ほとんど漫画喫茶で暮らしていたような頃でした。その時に(日本の)『ライアーゲーム』や『賭博黙示録カイジ』も読んだし、米映画『ハンガー・ゲーム』も見ました。

そこに出てくるのは、借金を抱えていたり経済的に追いこまれている人たちをカネを賭けたゲームに参加させるもので、そこから『イカゲーム』を思いついた」

引用:京郷新聞

元ネタとして挙げられていた作品は、

  • 『ライアーゲーム』
  • 『賭博黙示録カイジ』
  • 『ハンガー・ゲーム』

こちらの3つです。

ライアーゲームとカイジについては「読んだ」と表現されているので、アニメやドラマ・映画ではなく原作の漫画を指しているようですね。

イカゲームに似てる作品まとめ

『イカゲーム』の元ネタに日本の漫画やアメリカの映画をあげていたファン・ドンヒョク監督。

インタビューでは3作品のみの言及にとどまっていましたが、実際はもっと多くの作品を参考にしているのではないかと考えられています。

ここでは、ネット上などで話題になっている『イカゲーム』に似てる作品を紹介していきます。

ライアーゲーム(漫画・映画)

『LIAR GAME』(ライアーゲーム)は、甲斐谷忍さんによる日本の漫画作品です。

LIARGAMEの画像引用:amazon

ライアーゲームのあらすじ

お人好しの女子大生・神崎直が、謎の組織が開催する大金をかけたゲーム「ライアーゲーム」に巻き込まれ、元天才詐欺師・秋山と手を組んで立ち向かう物語。

ドラマや映画も大ヒットした『LIAR GAME』。韓国でもリメイク版の作品が作成されて人気を集めていました。

カイジ(漫画・映画)

『カイジ賭博黙示録』は、福本伸行さんによる日本の漫画作品です。

カイジ賭博黙示録の画像引用:amazon

カイジのあらすじ

まともに働かず、自堕落な日々を過ごしていた主人公・伊藤開司(通称カイジ)が、友人の保証人となって多額の負債を抱えたことをきっかけに、悪徳金融の遠藤に言われるまま命を賭けた究極のゲームに挑んでいく物語。

2009年に佐藤東弥監督にて映画化され、2011年、2019年と3作品が公開されました。

韓国でもリメイク版の作品が作成されています。

ハンガーゲーム(映画)

『ハンガーゲーム』は、2012年に公開されたアメリカのアクション映画です。

ハンガーゲームの画像引用:ハンガーゲーム

ハンガーゲームのあらすじ

はるか未来の独裁国家を舞台に、テレビ中継の下で最後の一人になるまで殺し合いを繰り広げる戦慄のサバイバル・ゲームに参加させられたヒロイン。

過酷な戦いに身を投じた少女の運命をスリリングに描いている。

原作はアメリカの作家スーザン・コリンズによる小説。

2012年に映画化作品が公開され、その後2013年11月に続編、2014年に前後編で最終作が公開されました。

神様の言うとおり(漫画・映画)

『神様の言うとおり』は、金城宗幸さん原作・藤村緋二さん作画による日本の漫画作品です。

神様の言うとおりの画像引用:講談社

神様の言うとおり

高畑瞬がこの世に生を授かって16年。

ごく普通のありふれた高校生として粛々と、つつがなく平穏な日常を生き続けてきた。今日もいつもと同じような時間を過ごし、いつもと同じような退屈に気を倦ませていた。

そんなある日、瞬たちの教室に教師の頭部から一体の「だるま」が出現。かみまろによる「試練」に参加させられる。

2014年に三池崇史監督により映画化されています。

バトル・ロワイアル(映画)

『バトル・ロワイアル』は、高見広春の同名小説『バトル・ロワイアル』を原作として、2000年に公開された日本映画です。

バトルロワイヤル画像引用:Hulu

バトル・ロワイアルのあらすじ

大不況で全国に失業者があふれ、学校では不登校生徒が増え少年犯罪が多発する中、新世紀教育改革法・通称「BR法」が公布される。

それは、ランダムに選ばれた中学3年生の1クラスで、最後の1人になるまで生徒に殺し合いをさせるというものだった。

興行収入30億円を超えるヒット作品となり、以後シリーズ製作されるもその残虐なストーリーから多くの議論を読んだ問題作品です。

GANTZ(漫画・映画)

『GANTZ』は、奥浩哉さんによる日本の漫画です。

ガンツの画像引用:amazon

GANTZのあらすじ

ある日、線路上に落ちた酔っ払いを助けようとして命を落とした高校1年生の玄野計と加藤勝。気がつくとマンションの一室におり、そこには同じように死んだはずの人々が集められていた。

部屋の中央には謎の大きな黒い球があり、彼らはその「ガンツ」と呼ばれる球に、理由もわからないまま指令を送られ、別の場所へと強制的に転送されながらミッションに取り組んでいた。

佐藤信介監督により映画化され、2010年、2011年と二部作品として公開されました。

今際の国のアリス(漫画・ドラマ)

『今際の国のアリス』は、麻生羽呂さんの同名漫画を原作とした2020年公開のドラマシリーズです。

今際の国のアリス画像引用:小学館

今際の国のアリスのあらすじ

「今際の国」という荒廃した東京・渋谷を舞台に、主人公アリスたちは「げぇむ」と呼ばれるデスゲームに巻き込まれる。

必死になって生き残りながら、今際の国の謎を解き明かしていく青年の姿を描いたサスペンスホラー。

Netflixオリジナルシリーズとして公開され、大ヒットとなりました。

イカゲームのパクリ疑惑に海外や韓国の反応は?

日本国内では、多くのパクリ疑惑が指摘されている『イカゲーム』。

海外や韓国ではどんな反応なのか、見ていきましょう。

・イカゲームの成功でカイジが脚光を浴びることを願ってるよ。

・この数年で劇的に伸びてるとはいえ、アニメがイカに他の国で小さいかを示してるね。

・カイジでは施設を建設中だから、イカゲームは続編と呼べるのでは?w

・イカゲームの脚本は70%くらいがカイジだよ。カイジのシンプルすぎるお決まりのシナリオがイカゲームにもあるけど、キャストが完璧だったおかげで面白くなってるって感じ。ちなみに、イカゲームが気に入ったなら間違いなくカイジも気に入るよ。困難や残酷な瞬間が多くて10倍面白い。

・いやいや、これは韓国が舞台のカイジだよ。

・イカゲームを見はじめて、”ああ、カイジですね”って感じだったわ。

・このチャンネルを見すぎて、カイジを見たこともないのに、同僚にイカゲームの説明を聞いて、”それってカイジじゃね?”って思ってしまったのが笑える。

・カイジだと思ったのが俺だけじゃなくてよかった。

・俺はイカゲームがただの劣化版カイジで終わろうとしてないのがありがたかったよ。
ゲームにより緊張感や深みのあるカイジのほうが好きだけどね。

・イカゲームの話をされたから、カイジがいかに面白いかを10分間語ってやったわ。

・イカゲームがトレンドになってるのを見て、最初の思ったのは実写版ライアーゲームだった。どちらよりも大人しいバージョンで、命を落としたりしないけど。
よりゲームの複雑さに特化してる。今再視聴してるから、次はカイジも再視聴しようかな。

・イカゲームが面白かったからって、カイジを見てる友人が大勢居るよ。みんな気に入ってる。カイジはマジで過小評価されてるよ。吹替がないのが残念すぎる。

・このビデオを待ってたよ。カイジのユニークで特別なコンセプトが目立たずに、イカゲームが人気になってるのを見てるのが辛かった。

・イカゲームはシンプルバージョンのデスゲームジャンルで、おかげでキャラが引き立つ機械を俳優に与えてるんだよ。それが共感できる手助けになってる。

・このドラマの第一話を見て、真っ先に思い浮かんだのがカイジだよ。

・イカゲームはもっと見たいとは思わないよ。ランチとディナーの間に食べるポテチって感じで。ディナーは今際の国のアリスで、第二期が楽しみだよ。

・ガラスの橋は間違いなくカイジが元ネタだろうけど、韓国のリバーパークで見る飛び石もベースになってるはずだよ。韓国では都市部の大きな川に公園があって、ドラマみたいに四角い飛び石が並んでるんだよ。他と違って子供の遊びってわけないけど、多くの韓国人にとって子供時代の思い出で、イカゲームは子供時代の思い出がテーマだからね。

パクリどうこうもそうですが「イカゲームのおかげでカイジを知った」という視聴者も多いようです。

『イカゲーム』の大ヒットによって、パクリ元とされている作品にも再度注目が集まる現象が起きているようです。

そう考えると、一概にパクリ・オマージュが悪いとは言い切れなくなってきますね。