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【マンガ大賞2024】ノミネート10作品を一挙公開!

書店員を中心とした各界の漫画好き選考員が‟今、この瞬間一番おもしろいマンガ”を選ぶ『マンガ大賞』。

17回目となる今年も、257作もの中からノミネートされた10作品が発表されています。

そこで今回は、『マンガ大賞2024』にノミネートされた10作品についてまとめました。

『マンガ大賞2024』ノミネート作

『マンガ大賞2024』は、2023年の1月1日から12月31日に出版された単行本の内、最大巻数が8巻までの作品から選出され、一次選考では101人の選考員から257作品への投票があり、その中から上位10作品がノミネートされています。

①『神田ごくら町職人ばなし』

引用:Amazon

■作者:坂上暁仁(さかうえあきひと)

  • 1994年生まれ。2017年、『死に神』で「第71回ちばてつや賞」入選。

■内容

  • 神田のとある職人たちの日常が垣間見える『神田ごくら町職人ばなし』は、繊細な描写で江戸職人の技と意地を見事に描いた作品で、桶職人・刀鍛冶・紺屋・畳刺し・左官など様々な職人が登場し、伝統的な日本の職人技が見られる傑作。

②『君と宇宙を歩くために』

引用:Amazon

■作者:泥ノ田犬彦(どろのだいぬひこ)

  • 『東京人魚(トーキョー・マーメイド)』がアフタヌーン四季賞2022年秋のコンテストで準入選しデビュー

■内容

  • 勉強が苦手で、バイトも覚えが悪くて長続きしない小林は、乱暴なヤンキーとして周りから疎ましがられている。そんな中、クラスに転入してきた変わり者の宇野が先輩から怪しいバイトに誘われている小林を助け、そこから仲良くなった2人は、正反対な性格ながらも、それぞれが壁にぶつかりながら楽しく生きるために奮闘する友情物語。

③『正反対な君と僕』

引用:Twitter

■作者:阿賀沢紅茶(あがさわこうちゃ)

  • 2020年1月にLINEマンガで『氷の城壁』を配信しデビュー。
  • 『次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門第2位、「マンガ大賞2023」で第3位に選出

■内容

  • 性格が正反対な高校生カップルと、その友人たちが織りなすラブコメディで、第1話からカップルの交際が始まり、その‟感情の忙しさ”を体現した描写がたまらない作品。

因みに同作は、佐藤健さんが2023年12月5日に自身のYouTubeチャンネルで発表した『佐藤健アワード2023』の‟漫画部門・最優秀賞”にも選ばれています。

④『環と周』

引用:集英社コミック公式

■よしながふみ

  • 1971年生まれ。
  • これまで『西洋骨董洋菓子店』や『大奥』、『きのう何食べた?』などテレビドラマや映画化された人気作品を手掛け、多くの賞を受賞。

■内容

  • 仕事の帰宅途中、空き地で娘の朱里が同学年の女の子・則本さんとキスをしているところを目撃してしまった環。夫に相談するも、実は夫も朱里と同じ中学3年生の時に同級生の男の子を好きになった事があった。そんな家族・恋・友情などの関係性が存在する‟好きのかたち”をテーマにした作品。

⑤『ダイヤモンドの功罪』

引用:Amazon

■作者:平井大橋(ひらいおおはし)

  • 週刊ヤングジャンプ創刊40周年記念の「賞金総額最大1億円40漫画賞」で『ゴーストバッター』と『ゴーストライト』が野球漫画賞佳作を受賞。
  • 投稿作から連載作のこれまで発表した作品すべてが、‟野球漫画”としても知られる。

■内容

テニス、水泳、体操と運動の才能に恵まれるも、優秀すぎて常に周りと馴染めない主人公・綾瀬川次郎。そんな天才にしか分からない悩みに焦点を当てた作品。

同作は『マンガがすごい!2024』で‟オトコ編第1位”を獲得しており、佐藤健さんが2023年12月5日に自身のYouTubeチャンネルで発表した『佐藤健アワード2023』では、‟期待している作品”に挙げられています。

⑥『天幕のジャードゥーガル』

引用:Amazon

■作者:トマトスープ

  • 中世から近世の世界史をテーマとした歴史漫画を制作。
  • 同作のほか『ダンピアのおいしい冒険』や『奸臣スムバト』を連載中。

■内容

  • 13世紀のモンゴル帝国で捕虜となった女性が、捕虜になる前に得た知識を武器にモンゴル帝国への復讐を目指す物語。

同作は『このマンガがすごい!2023』オンナ編1位、『マンガ大賞2023』第5位に選出されています。

⑦『ひらやすみ』

引用:Amazon

■作者:真造圭伍(しんぞうけいご)

  • 1987年、石川県生まれ。
  • 代表作には、『ぼくらのフンカ祭』や『みどりの星』、『ノラと雑草』があり、2020年には悪性リンパ腫により連載の一時中止を発表(同年に寛解)。

■内容

  • 29歳フリーターの生田ヒロト。ある日、週に2回ご飯をご馳走になるほどの仲良しだった身寄りのない近所のおばあちゃん・和田はなえから阿佐ヶ谷の平屋を譲り受ける。その平屋で山形から上京し大学に通うことになった従姉妹の小林なつみと共同生活をすることに。そんな2人の日常や交友関係を描いた物語。

⑧『ファミレス行こ。』

引用:Twitter

■作者:和山やま(わやまやま)

  • 1995年1月25日生まれ。
  • ‟和山友彦”名義で応募した『優等生の問題』が「第67回ちばてつや賞」で一般部門入選。
  • 同人誌『夢中さ、きみに。』が2019年に単行本として発売され、大ヒットを記録。2020年に同作で「第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門」新人賞を受賞。
  • 代表作には、『女の園の星』や『カラオケ行こ!』があり、『カラオケ行こ!』は綾野剛さん主演で映画化もされ、現在絶賛公開中!

■内容

  • 東京で‟普通の大人”になることを夢見る主人公・岡聡実。深夜にファミレスでのアルバイトを始めたことで様々な人々と出会い、個性豊かなメンツが日常に関わってくるファミレスを舞台にしたユニークな物語。

⑨『平和の国の島崎へ』

引用:Twitter

■作者:濱田轟天(はまだごうてん)

  • 1976年生まれ。
  • 2000年に「てつや賞」に入選し漫画家を目指すも、挫折し紆余曲折を経て2022年に『平和の国の島崎へ』で漫画原作者デビュー。

■内容

  • 9歳の時に国際テロ組織LELに拉致され、敏腕の戦闘工作員となった島崎真悟が、30年の時を経て組織から脱出し、平穏な日常を求めて帰国。そんな戦場と日常の狭間で生きる男のアクション物語。

⑩『黄泉のツガイ』

引用:Twitter

■作者:荒川弘(あらかわひろむ)

  • 1973年5月8日生まれ。
  • アニメ化・ゲーム化されるなど大ヒットした『鋼の錬金術師』で「小学館漫画賞」少年向け部門を受賞。
  • 代表作には、『百姓貴族』や『獣神演武』、『銀の匙 Silver Spoon』や『アルスラーン戦記』など。

■内容

  • 山奥の小さな村で野鳥を狩り、自然の中で平和に暮らしていた少年のユル。しかし迷彩服の兵士たちを引き連れた眼帯の少女たちに突然襲撃され、住民が次々と惨殺されてしまうと、さらに幼い頃に離れ離れになり、村の奥にある牢の中で‟おつとめ”を果たしていた双子のアサまでも殺されてしまう。そんなユルが‟ツガイ”という不思議な力を発動させ、壮絶なバトルを繰り広げていく物語。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、『マンガ大賞2024』にノミネートされた10作品についてご紹介しました。

2024年で17回目を迎えるマンガ大賞。今回も甲乙つけがたい作品ばかりがノミネートされており、大賞にはどの作品が選ばれるのか、今から楽しみです。

そんな大賞発表は3月下旬~4月上旬となるため、まだ読んだことがないという方は是非、読んでみてはいかがでしょうか。