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【カメレオン女優】奈緒にも下積み時代があった!これまでの経歴を紹介

どんな役でも‟ハマリ役”と言われ、今ではカメレオン女優として高い評価を受ける奈緒さん。

そんな奈緒さんにも、過去にはあまり知られていない下積み時代があったのです。

そこで今回は、女優・奈緒さんのこれまでの経歴について、プロフィールと併せてまとめました。

奈緒のプロフィール

引用:スポニチ

奈緒は‟カメレオン女優”と称される名女優

2019年放送の日曜ドラマ『あなたの番です』で数々の奇行を連発するストーカー役の怪演を見せ、「ザテレビジョンドラマアカデミー賞」助演女優賞を受賞した奈緒さんは、

  • 映画『マイ・ブロークン・マリコ(2022)』では、どこかに闇を感じさせるような不気味さが漂うマリコ役
  • 初主演テレビドラマ『ファーストペンギン!』では、マリコとは正反対の力強い女性

を好演するなど、狂気的な役柄から普通の女性まで、どんな役でもハマリ役だと言わせる高い演技力で、カメレオン女優と称されいます。

そんな奈緒さんは現在、1月15日からスタートしたカンテレ・フジテレビ系のホームドラマ『春になったら』で、24年ぶりに連ドラ主演だという木梨憲武さんとW主演を務めており、初回から涙を誘うとして話題になっています。

生後7か月で父親が他界

心温まるホームドラマで今回も初回から素晴らしい演技を見せる奈緒さんは、

奈緒
奈緒
家族のことを考えるだけで無条件に涙が出てくるときがあるんです

として、ずっと‟家族をテーマにした作品に携わりたい”と思っていたそうです。

実は奈緒さんは生後7か月の時に父親が他界しており、父親との記憶は母親に抱っこされながら、葬儀に参列した時の記憶しかないと言い、その後は母親が女手1つで再婚もせずに、兄と奈緒さんを立派に育てあげています。

そんな奈緒さんは母親がよく父親の話をしてくれるため、‟父がいないっていう言葉を私はあまり使いたくない”とインタビューで明かしており、こうした経緯からも家族のことを考えるだけで無条件に涙が出てきてしまうのかもしれません。

ただ奈緒さんは現在も父親が自身の近くにいるとしっかりと思えるため、全く寂しい思いをしたことはないと言い、現在は母親と一緒に東京で暮らしており、SNSにはよく母親ネタがアップされています。

奈緒の経歴

引用:Twitter

今では人気女優として活躍する奈緒さん。

ここでは、奈緒さんがデビューに至った経緯や下積み時代、そしてその後のブレイクなど経歴をご紹介します。

高校1年から本名で芸能活動をスタート

小さい頃から絵を描くのが大好きで、中学までは美大への進学を考えていた奈緒さん。

そんな中、自身の描いた作品がコンクールで入賞したため展示会に見に行った奈緒さんは、そこで大賞作品の素晴らしさに圧倒され、絵の道へ進むことを断念したのです。

小さいころから絵を描くことが大好きで、中学も美術部に所属し、将来は美大に行くものと思っていました。そんなある日、わたしの描いた絵があるコンクールで入選したので展示場へ観に行ったのですが、そこで大賞作品のすごさに圧倒されてしまったんです。あまりにも素晴らしい色使いに、悔し涙があふれてきて……。その瞬間、絵を仕事にすることは、わたしには無理と決断させるほど、ショッキングな出会いでした

引用:シネマトゥデイ

こうして子供の頃からの夢を打ち砕かれた奈緒さんは、高校1年生の時に地元・福岡の天神でスカウトされると、母親が女手1つで育ててくれたこともあり、小さい頃からとにかく働きたいと思っていたため、1つ返事でOKしたかったそうですが、当初は母親から反対されていたそうです。

しかし最終的に母親が

母親
母親
義務教育も終わったし、習い事感覚でやってみなさい!

と後押ししてくれたため芸能事務所に所属した奈緒さんは、本名で撮影モデルや、ローカル番組『ももち浜ストア プラス』のリポーターとして活動し、下積み時代を過ごしたのです。

ただ奈緒さんは当初から、新人にも関わらずすごい人気で、撮影会にはいつも多くのファンが詰めかけていたそうです。

20歳で上京し、ポーラスター東京アカデミーに入学

そんな奈緒さんの高校は進学校だったため、母親も教師も大学への進学を望んでいましたが、高校在学中から女優を目指していた奈緒さんは、卒業後は大学へは進学せず、しばらく地元で芸能活動を続けたのです。

しかし‟もっと演技を勉強したい!”として、母親を説得し20歳の時に上京した奈緒さんは、‟本田なお”名義で女優として活動し、

■テレビドラマ

  • 『美女と男子』
  • 『謎解きLIVE [四角館の密室]殺人事件』

■CM

  • 『ダイハツ・ウェイク』
  • 『スプライト』
  • 『HottoMotto』
  • 『変わります。よるのNHK』

などに出演するも、1年間は全く芽が出ず、時間だけを持て余す日々が続いたのです。

そんな中、たまたま脚本家・野島伸司さんのインタビュー記事を読んで、

奈緒
奈緒
素敵だな、私もこういう輪のなかに入りたい

と思った奈緒さんは、すぐにオーディションに応募したのです。

そして色々考えた結果、演技を見せるのだから‟着飾って行くのはやめよう”と、すっぴん眼鏡にダサイ恰好でオーディションに臨んだ奈緒さんは、演技を始めた途端、審査員全員の心を鷲掴みにし、満場一致で特待生として入学したのです。

スッピンで、すごくダサい格好でやって来て(笑)。本人いわく、着飾っても見透かされると思っていたそうです。でも、彼女が演技を始めたら、審査員が全員、顔を上げて、その芝居に見入るほどでした。

引用:週刊女性PRIME

現在の芸名‟奈緒”に改名し、『半分、青い。』でブレイク

入学後は野島伸司さんから1年間演技を学んだ奈緒さんは、卒業後から多くのテレビドラマや映画に出演するようになったのです。

■テレビドラマ

  • 『冬芽の人』
  • ファイナルファンタジーXIV 光のお父さん
  • 恋がヘタでも生きてます
  • 赤ひげ

■配信ドラマ

  • 雨が降ると君は優しい *野島伸司脚本

■映画

  • リングサイド・ストーリー

■ショートフィルム

  • 『いつか、会える日まで』*日韓合作
  • 『観覧車の下で会いましょう -人生は観覧車のよう-』

■CM

  • モスバーガー
  • モンスターストライク
  • リクナビ
  • カンロ『ピュレグミ』

そして22歳だった2017年後半に現在の芸名‟奈緒”に改名し、一気に運気が上昇した奈緒さんは、『まれ』、『わろてんか』と落選続きだった朝ドラのオーディションに応募すると、ヒロインでは最終選考で落ちてしまったものの、ヒロインの親友役に大抜擢されたのです。

そして『半分、青い。』でポニーテールとリボンがトレードマークの天真爛漫な女の子・菜生を演じてブレイクした奈緒さんは、2019年4月期のテレビドラマ『のの湯』で初主演を務め、同年の『あなたの番です』で人気女優としての地位を確立したのです。

そんな奈緒さんは改名した理由について、父親が命名してくれた名前を使っていないことへの違和感から奈緒へ改名し、父親へ報告の上、奈緒として再出発したことをインタビューで明かしています。

「父は私が生後7か月の頃に亡くなっています。そんな父がつけてくれた漢字の奈緒という名前には思い入れがありました。本田なおという芸名で活動するうちに、自分の中で親が命名してくれた名前を使っていないことへの引っかかりがあることに気付いたんです」

引用:神戸新聞NEXT

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、女優・奈緒さんのこれまでの経歴についてご紹介しました。

絵の道を諦めて高校1年生から撮影モデルやリポーターとして芸能活動をスタートした奈緒さんは、高校卒業後は女優を目指して上京すると、ポーラスター東京アカデミーで演技を学んだことで仕事が増え、2018年の朝ドラ『半分、青い。』でヒロインの親友役を演じブレイクしたのです。

そんな奈緒さんは現在、どんな役でもこなしてしまうカメレオン女優として高い評価を集めており、今後の活躍からも目が離せません!