2017年頃からSNSでバズった「おじさん構文」に続き、近年「おばさん構文」が話題になっています。
「おばさん構文」は、「おじさん構文」のように独特の絵文字や記号の使い方、語尾の特徴などがあるようで、ネット上では
という方が続出しているようです。
今回は、「おばさん構文」とは一体どんなものなのか、「おばさん構文」との違いや絵文字・記号の特徴などを解説させていただきます。
おばさん構文とは?
「おばさん構文」という言葉は、2022年頃から広く使われ始めました。
言葉の意味は、LINEやSNSなどで交わされるメッセージで、いかにもおばさん臭い、中年女性独特の文体や表現を指します。
2017年頃から流行った「おじさん構文」とは別物ですが、同じ部類の言葉として対比されることが増えています。
おじさん構文に比べるとまだまだ認知度の低い言葉なため、自身が「おばさん構文」を使っていたことの自覚がない方も多いとされています。
おばさん構文の絵文字や記号の特徴例文
おばさん構文にあげられる、絵文字や記号、文章の特徴をまとめたものがこちらです。
- ❤️(赤いハート)、✨(キラキラ)、👍・✌️(手文字)、⤴️⤵️(上げ下げ)を多用
- 同じ絵文字をいくつも連ねて使う
- 「−」ではなく「~」を使う
- 語尾に「〇〇よん」「〇〇だわ」「〇〇だヨ」「かしら?」「!!」「!?」を使いがち
- 文頭に「あらら」「あらっ」「あら~」が多い
- 母性丸出しで世話を焼く(とくに若い男性に対して)
- 応援している感を出してくる(子どもに対して)
- 野菜や料理の話が多い
- おじさん構文に多い「ナンチャッテ」「〇〇チャン」「〇〇カナ」はあまり使わない
おじさん構文と比べると、比較的ナチュラルな表現も多いですが、おばさんの話し口調や世話焼きな性質がそのまま文体に現れているのが特徴的ですね。
おばさん構文とおじさん構文との違いとは?
おばさん構文も、おじさん構文も、ともにガラケー時代のセンスを引きずっており、どこかゴテゴテした文章が特徴的です。
両者は絵文字や文体の特徴にも違いがありますが、大きく違うのは内容です。
おばさん構文は、
- テンションが高い
- 野菜や料理の話題が多い
- 母性丸出しで世話を焼い
- 応援している感を出してくる(子どもに対して)
といった特徴があげられており、どことなく漂う“オカン”な雰囲気が特徴的です。
対しておじさん構文は、
- 馴れ馴れしく、自分が相手の恋愛や性的な対象外になっていることを察せない内容(やたらとプライベートに踏み込む等)
- 見当違いの褒め言葉、上から目線でありがた迷惑な内容
- 相手が求めていないのに、日記のような自分の近況報告文
など、若者や女性に嫌悪感を与えるものも多いとされています。
おじさん構文の方が若い異性に迎合している必死感、下心がにじみ出ているという特徴も色濃く、より嫌悪されている印象を受けます。
SNSでそれぞれのメッセージ画面を載せている投稿を見ると、おばさん構文は自身や親とのやり取りを笑う内容が多いのに対し、おじさん構文は嫌な客や苦手な上司などをバカにしたりドン引きな内容を晒す目的での投稿が目立っていました。
おばさん構文もおじさん構文も似たようなものですが、おばさん構文の方がまだ微笑ましく受け入れられているような感じがありますね。