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オサレカンパニーってどんな会社?!具体的に何をしているの?

AKB48の衣装を担当していることで知られている『オサレカンパニー』。

そんなオサレカンパニーとは具体的にどのような活動を行っているのでしょうか?

そこで今回は、『オサレカンパニー』について掘り下げてみました。

オサレカンパニーとは

引用:Twitter

オサレカンパニーはもともとは株式会社AKSという企業の衣装部門でしたが、規模拡大に伴い2013年3月1日、作詞家・秋元康さんの命名により『オサレカンパニー』として独立しています。

そんなオサレカンパニーは主に、人気アーティストやアイドルグループの衣装企画・制作・ヘアメイク部門を請け負っており、近年では全国にアイドルグループが増えていることから、今では東京本社のほかに、名古屋と福岡に支社を構え、今後も拡大予定だと言います。

▼オサレカンパニの会社概要▼

【社名】株式会社 オサレカンパニー(OSARECOMPANY Inc.)

【ミッション】人材が持つ、桜梅桃李の個性を価値化します。(=個性の価値化)

【ビジョン】高い専門性と個性を持った人材の連携(シナジー)と多様性を価値とするクリエイタープラットフォームを構築します。

【設立】2013年3月1日

【代表者】代表取締役 内村和樹

【従業員数】52名(2023年3月1日時点)

【事業内容】エンターテインメント業界に特化した衣装・装飾品製造業、衣装デザイナー・スタイリスト・ヘアメイクのマネジメント業、衣装管理業ほか

元々はAKB48グループ専属の衣装制作としてスタート

2013年に法人化され『株式会社オサレカンパニー』として歩み始めたオサレカンパニーですが、もともとは2005年12月8日に初公演を行った

国民的アイドルグループ『AKB48』専属の衣装制作

からスタートした会社で、茅野しのぶさんがすべての衣装を担当していたのです。

茅野しのぶのプロフィール

引用:Real Sound

もともと裁縫が好きで、高校の時に流行っていたデニムのリメイク作品を友人に褒められた茅野しのぶさんは、文化祭で担当したダンス衣装がきっかけで教師から才能を認められ、服飾専門学校に進学したのです。

そして専門学校在学中から、アイドル衣装を制作していたスタイリストのアシスタントとして働きだした茅野しのぶさんは、22歳の時にAKB48というアイドルが発足されることを知ると、

衣装はもちろん、マネージャー業務もやりますし、一石二鳥ですよ

と自ら秋元康さんに売り込み、見事に採用されたのです。

そんな茅野しのぶさんは発足当初、秋元康さんから衣装について、‟等身大の彼女たちを生かした方がいい”という提案から、衣装テーマを『制服』に特化させ、AKB48の代表的な衣装といえる『制服スタイル』が生まれたそうです。

こうして2005年の発足当初からAKBの衣装を担当してきた茅野しのぶさんは、東京ドーム公演など大きな公演では

3日間で700着の衣装300個の髪飾りを製作

したこともあると言い、AKB48が大ブレイクし国民的アイドルになって以降は目まぐるしいほど多忙な日々を送っていたそうです。

そんな中、2010年に行われたAKB48の代々木公演で前田敦子さんが身に着けるはずだった髪飾りをスタッフが無くしてしまい、最終的に前田敦子さんが出演出来ないという事態にまで発展してしまった茅野しのぶさんは、これまで全て自分1人でやると抱え込んでいましたが、

もっと仲間を信じないとダメだ!人材も育てなければ

と痛感したことが、2013年に会社を立ち上げた大きな理由となっているそうです。

こうしてAKB48創設当初から、総合プロデューサー秋元康さんの下で衣装担当として活躍する茅野しのぶさんは、これまでに

およそ3万5000着

もの衣装を制作しているのです。

https://twitter.com/shinobukayano/status/1652151334802722818

そんな茅野しのぶさんは友達・姉・お母さん的存在でAKB48メンバーからの信頼も厚かったため、人出が足りない初期の頃はマネージャーを兼任し、2014年にはAKB48グループ総支配人、2015年にはAKB48劇場支配人に就任するなど、AKB48に人生を捧げていると言っても過言ではなく、現在はオサレカンパニーのクリエイティブディレクター兼取締役として活躍しています。

現在は学校制服や医療制服など幅広く展開

引用:Twitter

AKB48グループ専属の衣装制作からスタートしたオサレカンパニーですが、現在では

  • アイドルや2.5次元舞台などの衣装制作、スタイリング、ヘアメイク
  • 学校制服ブランド『O.C.S.D.』
  • 医療制服ブランド『O.C.M.D.』
  • アパレルブランド『Acuite』

など幅広く手掛けています。

そんなオサレカンパニーが展開する『O.C.S.D.』は、「OSARECOMPANY SCHOOL DESIGN(オサレカンパニースクールデザイン)」の略称で、2023年に創業158年を迎える学校制服業界大手のAKASHI S.U.C.とオサレカンパニーがコラボレートする学校制服ブランドで、2023年時点で全国32校に採用されています。

https://twitter.com/shinobukayano/status/1608352666039775232

そして『O.C.M.D.』は「OSARECOMPANY MEDICAL DESIGN(オサレカンパニーメディカルデザイン)」の略で、ユニフォームメーカー住商モンブラン株式会社とコラボレートし立ち上げた医療制服ブランドで、着やすく、動きやすいだけではなく、見た目にもこだわったこれまでにない制服が盛沢山となっています。

https://twitter.com/ocmd_medical/status/1509821758052134913

またオサレカンパニーは2023年で50周年を迎えたハローキティちゃんの記念衣装や、大人気アニメ『SPY_FAMILY』の展示会での衣装も手掛け、学生向けの講座を開くなど多岐にわたり活躍しています。

https://twitter.com/osarecompany/status/1719534775638323696

『文化服装学院』の卒業生が大活躍

こうしてアイドルの衣装から高校や医療の制服まで、衣装業界を席巻するオサレカンパニー。

そんなオサレカンパニーでは文化服装学院の卒業生がスタイリストだけではなく、ディレクターやプレスなど幅広く活躍しており、今ではオサレカンパニーが憧れの就職先となるなど、学生の間でも大注目を集めているようです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、AKB48の衣装を担当していることで有名な『オサレカンパニー』についてご紹介しました。

もともとはAKB48の衣装担当として茅野しのぶさんを中心にチームとして活動していましたが、AKB48の大ブレイクにより仕事量が増えたため、2013年に法人化し『オサレカンパニー』として生まれ変わったのです。

そんなオサレカンパニーは現在も茅野しのぶさんを中心に、アイドルや2.5次元舞台の衣装を始め、学校や医療制服など幅広く展開しており、今後も素敵な衣装で着る人を笑顔にしてくれるに違いありません。