その年に生まれた言葉30語がノミネートされ、毎年12月初旬にTOP10と大賞が発表される『ユーキャン新語・流行語大賞』。
今年1年の振り返りとして、毎年楽しみにしている人も多いようです。
そこで今回は、『2023ユーキャン新語・流行語大賞』の大賞とTOP10を紹介しながら、今年1年を振り返りたいと思います。
『流行語大賞2023』大賞&TOP10
まずは、『流行語大賞2023』の大賞とその他ノミネートされたワードをご紹介!
<年間大賞>
- アレ(A.R.E.)
<トップ10>※50音順
- 新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
- OSO18/アーバンベア
- 蛙化現象
- 生成AI
- 地球沸騰化
- ペッパーミル・パフォーマンス
- 観る将
- 闇バイト
- 4年ぶり/声出し応援
<選考委員特別賞>
- I’m wearing pants!
<ノミネート30語>※50音順
- I’m wearing pants!
- 憧れるのをやめましょう
- 新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
- 新しい戦前
- アレ(A.R.E.)
- 頂き女子
- X(エックス)
- エッフェル姉さん
- NGリスト/ジャニーズ問題
- オーバーツーリズム
- 推しの子/アイドル
- OSO18/アーバンベア
- 蛙化現象
- 5類
- 10円パン
- スエコザサ
- 性加害
- 生成AI
- 地球沸騰化
- チャットGPT
- 電動キックボード
- 2024年問題/ライドシェア
- ひき肉です/ちょんまげ小僧
- 藤井八冠
- ペッパーミル・パフォーマンス
- 別班/VIVANT(ヴィヴァン)
- 観る将
- 闇バイト
- 4年ぶり/声出し応援
- Y2K
【年間大賞】アレ(A.R.E.)
引用:読売新聞オンライン
ノミネートした30語から年間大賞に選ばれた『アレ(A.R.E.)』。
これは2023年9月14日に阪神タイガースが18年ぶり6回目のリーグ優勝を果たし、38年ぶりの日本一に輝いた‟阪神タイガースの優勝を意味する単語”で、
岡田監督が、選手が優勝を意識し過ぎないようにとの配慮から
ことから流行した言葉だったのです。
因みに、日本シリーズの優勝インタビューでは岡田監督が、
と語り球場を沸かせた場面が記憶に新しい人も多いのではないでしょうか。
またアルファベット化した『A.R.E.(エー・アール・イー)』は今季の阪神タイガースのチームスローガンとして掲げていたことでも有名です。
2023年シーズンのチームスローガンが
『A.R.E.』(えーあーるいー)に決定しました!https://t.co/VOH5bGyI2m#阪神タイガース #ARE #2023年 pic.twitter.com/0IVnlx613n— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) December 17, 2022
【TOP10】新しい学校のリーダーズ/首振りダンス
引用:Twitter
新しい学校のリーダーズは2015年に結成された4人組のダンスボーカルユニットで、今年披露した『オトナブルー』の”首振りダンス”がTikTokで大流行し、年末の紅白歌合戦に初出場を決めただけではなく、日本レコード大賞・最優秀賞にもノミネートされているのです。
新語・流行語大賞 2023 トップテンに
「新しい学校のリーダーズ/首振りダンス」が選ばれました✨️🎉引き続き来年も、首振りダンスと共に新しい学校のリーダーズをよろしくお願いいたします❗️https://t.co/ANtp1AJBFL pic.twitter.com/BRdBAxhRC9
— ATARASHII GAKKO! – 新しい学校のリーダーズ (@japanleaders) December 1, 2023
そんな新しい学校のリーダーズは、『オトナブルー』で流行語大賞TOP10入りを果たしただけではなく、「Yahoo!検索大賞2023」においてもミュージシャン部門で第1位を獲得するなど、現在乗りに乗っているグループなのです。
【TOP10】OSO18/アーバンベア
引用:YouTube
OSO18/アーバンベアは、今年北海道に出没し、放牧中の牛を次々と襲ったヒグマのコードネームで、前足の幅が18センチだったことから『OSO18』と呼ばれるようになったのです。
そんなOSO18/アーバンベアは、今年の夏に駆除するまで約4年間で66頭もの牛を襲撃し、クマとは全く縁のない地域にも恐怖が知れ渡ったため、
という表現でも大注目を集めました。
【TOP10】蛙化現象
引用:朝日新聞
蛇化現象とは・・恋は盲目と言いますが、好きだった相手に好意を持たれた途端、一気に気持ちが覚めてしまうことで、グリム童話『カエルの王さま』に由来していると言われています。
蛙化現象の本当の意味は、「自分が好きな相手からの好意を感じ取ると気持ち悪く思うこと」であって、「好きな人の〇〇を見て冷める」ではない。
— まさを (@0z0z_) January 4, 2023
そんな蛇化現象は今年2023年、Z世代の間で大流行し、『Z世代が選ぶトレンドランキング』1位にも輝いています。
【TOP10】生成AI
引用:PR TIMES
生成AIは、画像や音声・テキストなどさまざまなコンテンツを元にオリジナルデータを生成する人工知能(AI)で、『ChatGPT』が世界中で大流行し、テキストの『Stable Diffusion』なども話題となりました。
AIの活用方法を幅広く探るためのDiscordサーバーを誕生させました!!
画像生成AIや大規模言語モデルなど、あらゆるAI技術の情報交換をしましょう!!
AIに興味を持っている方、ビジネス活用を考える方も、ぜひ参加してください!!https://t.co/FFDxeGf5om pic.twitter.com/0ZNHIWlFxm— TASUKU2023 (@TASUKU2023) March 21, 2023
【TOP10】地球沸騰化
引用:YouTube
近年、夏の平均気温がどんどん高くなる中、今年2023年の夏は、過去126年で最も暑い夏になったと気象庁が発表しました。
そんな中、日本のみならず2023年7月の世界の平均気温が観測史上最高を記録したことを受け、国連のアントニオ・グテーレス事務総長が
と異常気象について危機感を示たことから、2023年を象徴する言葉の一つとなりました。
流行語大賞の「地球沸騰化」、受賞スピーチはサバ養殖者 訴えたのは https://t.co/H3J8DRZraT
— 朝日新聞(asahi shimbun) (@asahi) December 1, 2023
【TOP10】ペッパーミル・パフォーマンス
引用:スポニチ
今年3月に行われたWBCで、侍ジャパンが3大会ぶりの優勝を果たし、日本中が歓喜に沸きました。
今回、流行語TOP10に選ばれた『ペッパーミル・パフォーマンス』は、大谷翔平選手を始め、多くの選手が度々する‟こしょうをひくまねをするパフォーマンスで、もともとは日本代表のラーズ・ヌートバー選手が所属するカージナルスで行っていたもので、‟粘り強くやる”や‟身を粉にすると”という意味が込められているそうです。
流行語大賞のトップ10に「ペッパーミル・パフォーマンス」が入ってますやん😳
大川選手おめでとう!🎉(←確かにやってたけど)#ペッパーミル#ペッパーミルパフォーマンス#流行語大賞 #流行語大賞2023#大川陽大 pic.twitter.com/7LdZUkI9NJ— Scorer (@Scorer61529543) December 1, 2023
【TOP10】観る将
引用:Twitter
2023年10月に藤井聡太竜王・名人が前人未到の8冠を達成したことで、新たな歴史を刻み沸いた将棋界。
その将棋観戦をインターネットやテレビなどで楽しむ人のことを『観る将』と言い、藤井聡太竜王・名人が8冠を達成した際は、会場で
と解説され同時に話題となりました。
【流行語大賞】「観る将」トップ10入り 藤井聡太8冠に沸く…新しい将棋の楽しみ方もhttps://t.co/LlpkChX7ij
— ノン (@nonn_shogi2) December 1, 2023
【TOP10】闇バイト
引用:日刊スポーツ
全国で貴金属店を狙う強盗事件など、白昼堂々と犯行に及ぶ凶悪な事件が相次いだ2023年。
景気の悪さも相まってか、高額報酬の代わりに強盗や詐欺などの実行役を代行する‟闇バイト”が急増したため社会問題にまで発展し、2月には連続強盗の指示役であるルフィの逮捕でも大きな話題となりました。
強盗など「闇バイト」実行役 “「ルフィ」の指示に従った” #nhk_news https://t.co/GoePLAZU92
— NHKニュース (@nhk_news) August 21, 2023
【TOP10】4年ぶり/声出し応援
引用:スポニチ
コロナウィルスが5類に移行され、コロナ禍による制限が4年ぶりになくなった2023年。
高校野球を始め、プロ野球やJリーグなどのスポーツ観戦では4年ぶりに‟声出し応援”が解禁され、観客の声が選手らの背中を押した1年となりました。
やっぱり声出し応援が出来るっていいね📣
— 田中将大🦂/MASAHIRO TANAKA (@t_masahiro18) March 16, 2023
そんな今年2023年は、慶応義塾高校が夏の甲子園で107年ぶりとなる優勝を果たしたほか、サッカーJリーグではヴィッセル神戸がクラブ創設29年目にして初優勝を果たすなど、素晴らしいドラマが沢山生まれています。
特別賞は‟とにかく明るい安村”
引用:日テレNEWS
そして選考委員特別賞に選ばれたのは、『I’m wearing pants!(アイム・ウェアリング・パンツ)』。
これはお笑いタレント‟とにかく明るい安村さんの持ちネタで、イギリスのオーディション番組『ブリテンズ・ゴット・タレント』に出演した際、このネタで日本人初の快挙となる決勝進出を果たし、スタンディングオベーションを受けています。
イギリスで大バズり中のとにかく明るい安村さん。「Don’t worry. I’m wearing」の後に会場が「Pants!!」と盛り上がるのは、他動詞のwearで止めることで「私が履いてるのは〜?」と問い掛けてるから。天才だと思ったんだけど、本人は全然知らずにやってたみたいで最高に好き。
pic.twitter.com/1lGN2tDLHz— こあたん🇦🇺こあらの学校 (@KoalaEnglish180) May 11, 2023
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、今年1年を振り返りつつ『2023ユーキャン新語・流行語大賞』の大賞とTOP10をご紹介しました。
2023年も今年に相応しい言葉が流行語大賞にノミネートされ、18年ぶりにリーグ優勝を果たした阪神・岡田監督が優勝を現した『アレ(A.R.E)』が見事大賞に輝いており、野球界から3年連続での受賞ということでも大きな注目を集めています。
そんな流行語のTOP10には、‟闇バイト”や‟地球沸騰化”など社会問題や世界的規模の問題もノミネートされているため、来年2024年こそは明るい言葉ばかりが流行することを願うばかりです。