国民的人気長寿テレビアニメとしてお茶の間で長年親しまれる『サザエさん』。
番組最後のサザエさんとのじゃんけんを楽しみにしているお子さんも多いはず。
そんなサザエさんの声を担当するのは声優の加藤みどりさんで、放送依頼変わらずサザエさんの声を担当しているのです。
そこで今回は、サザエさん声優・加藤みどりさんのプロフィールや経歴、そして今後の交代時期についてまとめました。
加藤みどりのプロフィール
まずは、加藤みどりさんのプロフィールや経歴をご紹介!
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引用:MANTANWEB
名前:加藤みどり(かとうみどり)
本名:伊藤みどり
生年月日:1939年11月15日
出身地:東京都
血液型:O型
職業:声優、女優、ナレーター
所属事務所:伊藤事務所(個人)
元々は女優志望だった加藤みどり
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引用:Twitter
子供の頃から女優に憧れていた加藤みどりさんは、高校卒業後に松竹歌劇団の団員養成所である『松竹音楽舞踊学校』に入学し、同期の倍賞千恵子さんや榊ひろみさんらと演技について学んだのです。
そして卒業後の1959年にNHK俳優養成所に移った加藤みどりさんは、翌1960年にテレビドラマ『天使の部屋』で念願の女優デビューを果たし、NHKと3年間の優先出演契約を結び活躍すると、契約満了後には人気特捜ドラマ『がんばれ!!ロボコン』でママ役を務めるなど人気を集めたのです。
https://twitter.com/sittoruke211/status/1190927359634882565?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1190927359634882565%7Ctwgr%5Ebc418f8ba7abfc0781b8313e2239c464efe137e0%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fwindy-windy.net%2Fkatoumidori-nenrei
ラジオリスナーの手紙がきっかけで声優としてのキャリアをスタート
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引用:Twitter
そんな加藤みどりさんはラジオ番組『お茶のひととき』でパーソナリティを担当した際、視覚障害者であるリスナーから‟あなたの声は、明るくかわいらしくて素晴らしい”という手紙をもらったことがきっかけで、若山弦蔵さんに師事し声優のノウハウを学ぶと、1964年のテレビアニメ『少年忍者 風のフジ丸』を皮切りに声優としてのキャリアをスタートしたのです。
そして1966年からスタートした人気テレビアニメ『おそ松くん』の主人公・松野おそ松役に抜擢された加藤みどりさんは、以降も『魔法使いサリー』の花村よし子や『ハクション大魔王』のカンちゃん役など数々のキャラクターを演じ、さらに‟チョコレートは明治♪”のフレーズで知られる明治ミルクチョコレートのCMソングを担当するなど人気を集めたのです。
https://twitter.com/Lrigkseulb/status/1623975992581844992
1969年、‟フグ田サザエ”役に大抜擢
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引用:Twitter
こうして声優として順調にキャリアを重ねた加藤みどりさんは、テレビアニメ『サザエさん』のオーディションに磯野カツオ役を受けるつもりで参加すると、その明るい声と素直であっけらかんとした性格から主人公のフグ田サザエ役に抜擢されたのです。
そんな加藤みどりさんは当時、初代プロデューサーの松本美樹さんから本作に専念するように要請されたため、それを守り以降はサザエさん以外のアニメキャラクターを演じることなく、サザエさん1本で勝負しているのです。
@retoro_mode #とある昭和の火曜日
火曜日再放送版 サザエさん 挿入歌
『レッツ・ゴー・サザエさん』
作詞:北山修
作曲:筒美京平
歌:加藤みどり pic.twitter.com/AHQjDp4XE6— 自来也 (@jiraiya2771) July 30, 2019
レポーターやナレーターとしても活躍
また実は若い頃から大の競馬好きとして知られる加藤みどりさんは、1971年頃から競馬関連のレポーターとしても本格的に活動しており、1977年には競馬関連のインタビューをまとめた著書『競馬狂本』も出版しているのです。
サザエさんの声優、加藤みどりさんが42年前に書いた「競馬狂本」がかなり面白いです。加藤みどりさんはかなりの競馬好きと言う事実はあまり知られてませんから貴重な資料ですよ。 #ワンモ pic.twitter.com/aFhoGvOfYg
— なかけん (@stickshiftlove) April 8, 2019
そんな加藤みどりさんは現在も、NIKKEIの『中央競馬実況中継』に不定期で出演しています。
めざどに加藤みどりさんが出ておられるのだが、彼女が筋金入りの競馬ファンでちょくちょくNIKKEIの競馬中継にゲスト出演されてるのを知らない人が大半であろう #サザエさん50周年 #めざましどようび pic.twitter.com/42FjwISbct
— はしぞー (@hszh_or_oghr) November 22, 2019
さらに加藤みどりさんは1982年、不二家『 ザ・ギンザ』のCMナレーションを務めたことを皮切りに、『たけしの誰でもピカソ』などのナレーションを担当し、2002年からはあの
のセリフでお馴染みの『大改造!!劇的ビフォーアフター』のナレーションも番組が終了する2020年まで、18年間に渡り担当したのです。
録画してた
ビフォーアフター見てたら
ナレーション変わってた!!加藤みどりさん お疲れ様でした pic.twitter.com/qvJ5yPak1A
— ちびしま (@5800kei) November 18, 2020
【サザエさん】加藤みどりの今後の交代時期は?
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引用:中日新聞
1969年から50年以上に渡り、主人公のフグ田サザエ役を担当する加藤みどりさんは、実は‟サザエさんファミリー”の中で、
ということでも知られており、2019年には‟テレビアニメシリーズにおいて同じ役を演じた最長期間”としてギネス世界記録にも認定されているのです。
アニメ『サザエさん』でフグ田サザエ役を務める、声優の加藤みどりさんが「テレビアニメ番組のキャラクターを最も長く演じてきた声優」で #ギネス世界記録 に認定㊗️ #サザエさん pic.twitter.com/a8oAXcirzx
— ギネス世界記録 (@GWRJapan) November 17, 2019
そんな加藤みどりさんも2023年9月時点で御年83歳となりますが、今後の交代時期などは決まっているのでしょうか?
加藤みどりの交代時期は未定!
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引用:Twitter
そこで調べてみましたが、加藤みどりさんの交代時期についてはこれまで特に発表されておらず、2019年にギネス認定された際は、
と笑顔でアピールしています。
ただ2023年2月、放送初回からタラちゃん役で親しまれた声優の貴家堂子さんが亡くなった際には、
と明かしているため、近い将来、サザエさんの声優を卒業する可能性も無きにしも非ずです。
https://twitter.com/Lrigkseulb/status/1623974835406905344
こうして交代時期については不明の加藤みどりさんですが、『大改造!!劇的ビフォーアフター』の声優がキムラ緑子さんに変わった時も違和感がなかったとして、もし今後交代になった際はサザエさんの声もキムラ緑子さんを望む声も上がっています。
#ビフォーアフター
ナレーションが今回から加藤みどりさん→キムラ緑子さんに交代。
なんということでしょう。
お声がよく似ておられる。キムラさんは『グレーテルのかまど』でも声の出演をされてるので手慣れてる感じがして安心。 pic.twitter.com/0lFuKK02rW— Saitoh Masaya (@MS3110) November 15, 2020
https://twitter.com/fancy19851020/status/1329436279084363791
サザエさんファミリーの歴代声優を紹介
現在では、サザエさんファミリーで唯一、継続して出演している加藤みどりさん。
ここでは、サザエさんファミリーのフグ田サザエ以外の歴代声優をご紹介します。
歴代声優①磯野波平
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引用:Twitter
- 【初代】永井一郎
- 【2代目】茶風林
サザエさんの父親である磯野波平役は、1969年の放送から2014年2月9日まで永井一郎さんが声優を担当しましたが、
https://twitter.com/hzl6norhhrpj15f/status/1126766632297066497
同年1月に永井一郎さんが亡くなったため、その後は茶風林さんが後を引き継いでいます。
https://twitter.com/yuki5106/status/432622407405166592
歴代声優②磯野フネ
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引用:ORICON NEWS
- 【初代】麻生美代子
- 【2代目】寺内よりえ
サザエさんの母親である磯野フネ役は、1969年の放送から2015年まで麻生美代子さんが担当しお茶の間から愛されましたが、麻生美代子さんの降板後は寺内よりえさんが2代目として活躍しています。
本日放送の「サザエさん」から、磯野フネの声が先代の麻生美代子さんから、二代目の寺内よりえさんになりました。#sazaesan #サザエさん pic.twitter.com/pZICcPsqqf
— “嘲笑のひよこ” すすき (@susuki_Mk2) October 4, 2015
歴代声優③フグ田マスオ
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引用:Twitter
- 【初代】近石真介
- 【2代目】増岡弘
- 【3代目】田中秀幸
サザエさんの夫であるフグ田マスオ役は、1969年の放送から1978年まで初代の近石真介さんが務め、降板後の1978年から増岡弘さんが40年以上に渡り2代目を務めています。
#一般人には区別がつかないらしい 近石真介(初代)のマスオと増岡 弘(二代目)のマスオ pic.twitter.com/2CgqqbUvLn
— 主水(もんど) (@shiokininmondo) April 15, 2018
しかし2019年8月に増岡弘さんが降板後は、田中秀幸さんが3代目マスオとして現在も活躍しています。
https://twitter.com/yuginegi0422/status/1378000265341665286
歴代声優④磯野カツオ
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引用:Twitter
- 【初代】大山のぶ代
- 【2代目】高橋和枝
- 【3代目】富永みーな
サザエさんの弟で悪知恵ばかり働く磯野カツオ役は、1969年の放送からドラえもんの声優として知られる大山のぶ代さんが担当しましたが、わずか2か月で降板すると、その後は高橋和枝さんが2代目カツオ役として約30年務めています。
しかし病気により1988年に高橋和枝さんが降板すると、その後は富永みーなさんが3代目カツオ役に就任し、現在も活躍しています。
磯野カツオの初代声優。一定の年齢層で知らんかった人には衝撃ちゃうかな。 pic.twitter.com/YpAecku0S8
— メシの極みおじさん (@harapekomasuku3) November 13, 2019
歴代声優⑤磯野ワカメ
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引用:Twitter
- 【初代】山本嘉子
- 【2代目】野村道子
- 【3代目】津村まこと
サザエさんの妹でおかっぱ頭が可愛い磯野ワカメ役は、1969年の放送から山本嘉子さんが7年弱務め、その後はドラえもんのしずかちゃん役でも知られる野村道子さんが2代目ワカメちゃんを務めています。
しかし2005年に野村道子さんが降板すると、その後は津村まことさんが3代目ワカメちゃんとして現在も活躍しています。
https://twitter.com/yuginegi0422/status/1272182407702044673
歴代声優⑥タラちゃん
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引用:スポニチ
- 【初代】貴家堂子
- 【2代目】愛河里花子
サザエさんの息子であるタラちゃん役は、1969年の放送から2023年2月まで貴家堂子さんが50年以上に渡り声優を担当しお茶の間から愛されましたが、急逝後は愛河里花子さんが2代目タラちゃんとして活躍しています。
https://twitter.com/oricon_anime_/status/1629675679804715008
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、、サザエさん声優・加藤みどりさんのプロフィールや経歴、そして今後の交代時期についてまとめました。
1969年の放送開始から変わらずサザエさんの声優を担当する加藤みどりさんは、女優としてデビュー後に声優としてのキャリアをスタートし、サザエさんで声優としての地位を確立したのです。
そんな加藤みどりさんも2023年で御年83歳を迎えていますが、まだまだこれからもあの元気な声で、日曜日のサザエさんを盛り上げてくれるに違いありません。