女子フィギュアスケートで令和の“まおちゃん”と話題になっている、島田麻央選手。
日本女子ではまだ誰も成功させていない4回転トゥループとトリプルアクセルの同時成功にも挑戦するなど、若手のホープとして注目が集まっています。
世界でも活躍が期待されている選手ということで、コーチや振り付け師は誰が担当しているのかも気になるところですね。
今回は、島田麻央選手を指導しているコーチや振り付け師の先生は誰なのか、どんな人物が関わっているのかを紹介させていただきます。

島田麻央の以前のコーチは岡島功治!
島田麻央選手がフィギュアスケートを始めたのは5歳の時で、東京・ムサシノFSクラブにて競技をスタートさせました。
コーチについては、2019年1月(当時10歳)に明治神宮外苑FSCにて岡島功治コーチの指導を受けたのが始めとされています。
その後、島田麻央選手は濱田美栄コーチの指導を受けるため、2020年2月に母親と妹と共に京都へ移り、練習拠点を東京から京都に変更しました。
島田麻央の現在のコーチは3人!木下アカデミーで指導
2020年2月に京都へ移った島田麻央選手は、現在『木下アカデミー』という組織で日々練習を重ねています。
引用:Wikipedia
『木下アカデミー』は2022年4月に発足した、木下グループが資金援助をして運営をしている選手育成組織です。
大阪府と京都府にあるリンクを拠点としており、筋力トレーニングやバレエレッスンなども行うことが出来る施設も完備されています。
これまで日本では1人のコーチだけに師事する門下生制度が伝統的でしたが、初めて「アカデミー」という名のもとチーム体制で指導する拠点ができたのです。
木下アカデミーの指導体制は、ゼネラルマネージャーに濱田美栄さん、ヘッドコーチとして田村岳斗さん、佐藤洸彬さん、村元小月さんなどが在籍しています。
また、ゲストコーチとして、羽生結弦選手のジャンプコーチであるジスラン・ブリアンさんや、宇野昌磨選手の師であるステファン・ランビエルさんも名を連ねています。
ここからは、木下アカデミーにて島田麻央選手の指導に当たっているコーチ3名を紹介させていただきます。



コーチ①濱田美栄
1人目は、ゼネラルマネージャーの濱田美栄さんです。
引用:木下スケートアカデミー
- 名前:濱田美栄(はまだ みえ)
- 生年月日:1959年10月29日
- 年齢:65歳
- 出身地:京都府京都市
- 学歴:同志社大学
フィギュアスケート選手としては全日本フィギュアスケート選手権10位という最高成績を持つ濱田美栄さん。
同志社大学卒業とともに、現役を引退してコーチへと転身しました。
京都醍醐FS、関西大学アイスアリーナでコーチを務めています。
主な教え子がこちら。
- 宮原知子
- 太田由希奈
- 神崎範之
- 澤田亜紀
- 村明子
- 金彩華
- 村元小月
- 村元哉中
- 木原万莉子
- 加藤利緒菜
- 本田真凜
- 白岩優奈
- 紀平梨花
関西圏を中心に、国内選手を数多く指導してきた実績がある、日本のスケート界でも指折りの指導力を持つコーチです。
コーチ②村元小月
2人目は、コーチの村元小月さんです。
引用:木下スケートアカデミー
- 名前:村元小月(むらもと さつき)
- 生年月日:1990年5月15日
- 年齢:34歳
- 出身地:兵庫県明石市
- 学歴:関西大学
小学3年生のころから濱田美栄さんの指導を受け、妹の哉中さんとともにスケート選手として活躍していた村元小月さん。
選手としての最高成績は2007-2008シーズンJGPソフィア杯の2位、2003-2004シーズンのムラドスト杯ジュニアクラスの2位です。
2012-2013シーズンの国体を最後に競技から引退し、引退後はタイのスケート連盟の要請を受けてナショナルチームのヘッドコーチを務めていました。
2020年、木下アカデミー発足に伴いコーチに就任されました。
コーチ③佐藤洸彬
3人目は、コーチの佐藤洸彬さんです。
引用:木下スケートアカデミー
- 名前:佐藤洸彬(さとう ひろあき)
- 生年月日:1995年12月6日
- 年齢:29歳
- 出身地:岩手県盛岡市
- 学歴:盛岡市立城西中学校、盛岡中央高等学校、岩手大学
山崎久仁子さんや佐々木正徳さんに師事し、選手としても活躍していた佐藤洸彬さん。
選手としての最高成績は2015年ガルデナスプリング杯の3位、2015年アジアフィギュア杯の3位です。
2019-20シーズンに大学院修了とともに競技を引退。
2020年、木下アカデミー発足に伴いコーチに就任されました。
島田麻央の振り付け師は誰?
フィギュアスケートでは、選手の演技を支えるサポート役として、コーチ以上に重要な役割を担うとされているのが振付師です。
世界で活躍している選手には必ず腕のある振付師が付いているものですが、島田麻央選手を担当する振り付け師は誰なのでしょうか?
振付師①ローリー・ニコル
1人目の振付師は、ローリー・ニコルさんです。


- 名前:ローリー・ニコル
- 生年月日:1963年
- 出身地:アメリカ合衆国
選手時代は女子シングルの選手として全米選手権に出場した経験もあるローリー・ニコルさん。
19歳でジョン・カリーさん率いるアイスショーのメンバーとなり、1983年には世界プロ選手権で銀メダルを獲得しています。
その後はコーチとしても活躍していましたが、出産を機に振付師に専念されています。
1996年に世界チャンピオンとなったミシェル・クワンの『サロメ』の振付師として一躍脚光を浴びることとなりました。
手がけるプログラムの幅は広く、スケーターの個性を強く現したプログラムが多いとされるています。音楽の中に自然に要素(エレメンツ)を盛り込み、洗練された振付が評価されています。
これまで振り付けを担当したことのある日本人選手はこちら。
- 村主章枝
- 本田武史
- 浅田真央
- 髙橋大輔
- 織田信成
- 西野友毬
- 長洲未来
島田麻央選手が憧れる浅田真央選手も、ローリー・ニコルさんの振り付けを滑ったことがあります。
振付師②キャシー・リード
2人目の振付師は、キャシー・リードさんです。
引用:木下スケートアカデミー
- 名前:キャシー・リード
- 生年月日:1987年6月5日
- 年齢:37歳
- 出身地:アメリカ合衆国ミシガン州カラマズー
- 学歴:盛岡市立城西中学校、盛岡中央高等学校、岩手大学
母親が日本人で、日本国籍を持つ元アイスダンス選手のキャシーリードさん。
パートナーは弟のクリス・リードさんであることは有名ですね。
選手時代は、2度の五輪出場経験を持ち、全日本フィギュアスケート選手権では優勝7回という成績を残しています。
2015年に競技から引退し、同年7月から濱田美栄さんの下でアシスタントコーチとして選手の指導や振り付けを行っています。
また、アイスダンスのテクニカルスペシャリストの資格を取得し、競技会で技術判定員も務めています。