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【パリ五輪】‟大健闘”スケートボード男女‟10選手”を紹介

国外開催の夏季五輪で史上最多となる20個の金メダルを獲得したパリ五輪。

中でも、スケートボードは金メダル2個、銀メダル2個のあわせて4個を獲得し、国・地域別でも最多と大健闘しています。

そこで今回は、パリ五輪に出場したスケートボード選手、男女10人についてまとめました。

『パリ五輪』スケートボード男子選手

まずは、パリ五輪に出場したスケートボード男子選手をご紹介します。

スケートボード男子①堀米雄斗(ストリート)

引用:Twitter

2021年開催の東京オリンピックで金メダルを獲得した堀米雄斗さんは、パリ五輪では3回続けて失敗するというピンチにも見舞われましたが、そのピンチをチャンスに変え、最後の5回目で270度回転してボードの後ろ部分をレールに滑らせる大技『ベストトリック』を見事に成功させ、大逆転で2大会連続となる金メダルを獲得しています。

そんな堀米雄斗さんは、タクシー運転手として働く傍らスケートボードをしていた父親の影響で6歳からスケートボードを始め、中学から本格的にストリートに取り組むと、その人並み外れたバランス感覚やボードさばきですぐに頭角を現したのです。

そして高校卒業後にはアメリカへ拠点を移し、現地に4LDKの豪邸を購入した堀米雄斗さんは、世界最高峰のツアー大会で日本人初の優勝を果たすなど、10代の頃から国内外で高い人気を集めています。

スケートボード男子②小野寺吟雲(ストリート)

引用:スポニチ

小野寺吟雲さんは若干14歳にしてパリ五輪に日本人最年少として出場し、結果は14位と予選敗退でしたが、現在世界ランキング1位と将来有望視されています。

そんな小野寺吟雲さんは7歳からスケートボードを始め、12歳だった2022年に日本スケートボード選手権大会で最年少優勝を果たすと、2023年の世界選手権では銅メダルを獲得し、”スケートボード・ストリート世界選手権の最年少メダリスト”としてギネス世界記録にも認定されています。

こうして男子スケートボード選手として将来が大いに期待される小野寺吟雲さんは、長髪であることや顔が可愛いことなどから、

女の子?

と勘違いする方もいるようですが、ジェンダーは正真正銘の男の子です。

スケートボード男子③白井空良(ストリート)

引用:Twitter

5歳からスケートボードを始め、高校生だった2019年には世界大会『Damn Am Japan』で優勝するなど順調にキャリアを重ねた白井空良さんは、2020年の左膝前十字靱帯断裂の大怪我を乗り越えて2021年開催の東京オリンピックへ出場しましたが、予選9位と惜しくも決勝進出を逃しています。

そんな白井空良さんは今回のパリ五輪では、直前の世界選手権で3位に入るなどメダルが期待されましたが、直前に体調不良で入院するなどアクシデントに見舞われ、惜しくも4位入賞となっています。

https://Twitter.com/TBS_TV_S1/status/1817898429017993438

スケートボード男子④永原悠路(パーク)

引用:産経新聞

スノーボーダーとして活動をする父親の影響で、小学校1年生からスケートボードを始め、小学校3年の頃から大会に出場し始めた永原悠路さんは、小学6年の時には世界から36名しか招待されないという『VansAmatuerCombiPoolClassic』の14歳以下の部で日本人として初招集され、中学生だった2019年の日本選手権ではスノーボードとの‟二刀流”で大注目を集めたのです。

しかしその後は東京オリンピックの出場を逃し、大腿骨開放骨折の大怪我に見舞われた永原悠路さんですが、2022年4月に行われた日本オープンで初優勝すると、さらに日本初開催のXGamesで日本人過去最高位の4位に入賞し存在感を発揮したのです。

そしてパリ五輪では、日本人初の男子パークでメダル獲得を目指した永原悠路さんは、結果は15位で予選敗退でしたが、初出場にて大技を成功させるなど満足する滑りを見せています。

https://Twitter.com/TBS_TV_S1/status/1821164718842900973

『パリ五輪』スケートボード女子選手

続いて、パリ五輪に出場したスケートボード女子選手をご紹介します。

スケートボード女子①吉沢恋(ストリート)

引用:デイリースポーツ

まだ14歳で相模原市立小山中学校在学中の吉沢恋さんは、パリ五輪で金メダルを獲得し一躍時の人となっています。

そんな吉沢恋さんは兄の影響で7歳からスケートボードを始め、遊び感覚の習い事として楽しんでいましたが、12歳だった2021年に地元の公園で練習していた際、初代女王の西矢椛さんが決めた大技を自分も習得していることに気づいたため、そこから世界の舞台に出場するようになったそうです。

https://Twitter.com/gorin/status/1823227984985075749

スケートボード女子②赤間凛音(ストリート)

引用:ORICON NEWS

15歳と現役女子高生である赤間凛音さんは、パリ五輪で銀メダルを獲得し大注目を集めています。

そんな赤間凛音さんは7歳頃からスケートボードを始め、小学生の頃から大会で頭角を現すと、中学1年生の時に出場した日本選手権では西矢椛選手を破って優勝し、一気に注目を集めたのです。

そしてパリ五輪の予選で日本選手トップの2位に入り、初めてのオリンピックの切符を手にした赤間凛音さんは、初出場にて銀メダルと日本の歴史のその名を刻んだのです。

スケートボード女子③中山楓奈(ストリート)

引用:YouTube

2021年の東京オリンピックで銅メダルを獲得し、オリンピックに2大会連続出場した中山楓奈さんは、パリ五輪でもメダル獲得が期待されていましたが、ベストトリックで5本連続失敗するなど、7位入賞で終わっています。

そんな中山楓奈さんは地元・富山県に国内最大級のボードパークが出来たことで、9歳から本格的にスケートボードを始めると、翌年に行われたJSF主催のコンテストJAPAN OPEN ルーキー発掘プロジェクトでダブル優勝を果たし、一躍トップスケーターの仲間入りを果たしたのです。

そして2019年の日本選手権で13歳にして初優勝を果たした中山楓奈さんは、2大会連続でオリンピックの切符を手にしています。

スケートボード女子④開心那(パーク)

引用:読売新聞オンライン

開心那さんは東京オリンピックに続き、2大会連続で銀メダルを獲得しています。

そんな開心那さんは5歳からスケートボードを始めると、小学生だった2018年に出場した日本スケートボード選手権で4位、そして翌年の同大会で初優勝を果たしたのです。

そして東京オリンピックの日本代表に日本人史上最年少(12歳11ヶ月)で選ばれた開心那さんは、2021年の東京オリンピックで西矢椛さんの13歳10ヶ月を更新し、日本選手史上最年少でのメダリストとして大注目を集めたのです。

スケートボード女子⑤四十住さくら(パーク)

引用:毎日新聞

2021年開催の東京オリンピックで金メダルを獲得し、女子パークの初代女王に輝いた四十住さくらさんは、パリ五輪でも2連覇が期待されていましたが、10位で予選敗退に終わっています。

そんな四十住さくらさんは兄の影響で小学校6年生の時からスケートボードを始めると、中学1年生の時にAJSA全日本アマチュアレディース部門(ストリート)で優勝し、翌2017年には2連覇を達成するなどすぐに頭角を現したのです。

そしてその後も近くに練習場がない中で努力を重ねた四十住さくらさんは、その後もアジア大会や世界選手権大会で優勝を果たし、日本を代表するスケートボード選手の1人となったのです。

スケートボード女子⑥草木ひなの(パーク)

引用:朝日新聞デジタル

幼少期からダンスや水泳に励みスポーツ万能だった草木ひなのさんは、8歳から本格的にスケートボードを始めると、その身体能力の高さからすぐに頭角を現し、中学生だった2021年の日本スケートボード選手権で初優勝し、翌2022年の同大会で2連覇を達成したのです。

そして2023年のアジア競技大会で金メダル、世界選手権で銀メダルを獲得した草木ひなのさんは、2024年のパリ五輪代表に選出され、当日は優勝を狙って攻め続けましたが、メダル獲得とはならず8位に終わっています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、パリ五輪で大健闘したスケートボード選手、男女10人についてご紹介しました。

若い10人の選手が大健闘し、国・地域別のメダル数が2大会連続でトップとなったスケートボードは、オリンピックに普及してまだ2大会と浅いですが、日本ではどんどんスケートパークの整備が進んでおり、今後は日本の新たな‟お家芸”になることが期待されています。