2025年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』のキャストが続々と発表され、注目を集めています。
そこで今回は、2025年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』のこれまでに発表されているキャストについて、あらすじと併せてまとめました。
大河ドラマ『べらぼう』のあらすじ
引用:シネマトゥデイ
放送100年を迎える2025年に放送される
大河ドラマ第64作『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』
- 主人公:蔦屋重三郎
- 時代:江戸時代中期
は、‟江戸のメディア王”と呼ばれ、時代の寵児となった蔦屋重三郎の生涯を描くストーリーです。
8世紀半ば、人口は100万を超え、天下泰平の中、世界有数の大都市へと発展した江戸。蔦重こと蔦屋重三郎は、江戸郊外の吉原の貧しい庶民の子に生まれ、幼くして両親と生き別れ、引手茶屋の養子となる。血のつながりをこえた人のつながりの中で育まれた蔦重は、貸本屋から身を興して、その後、書籍の編集・出版業をはじめる。
折しも、時の権力者・田沼意次が創り出した自由な空気の中、江戸文化が花開き、平賀源内など多彩な文人が輩出。蔦重は、朋誠堂喜三二などの文化人たちと交流を重ね、「黄表紙本」という挿絵をふんだんにつかった書籍でヒット作を次々と連発。33歳で「江戸のシリコンバレー」こと、日本橋通油町に店を構えることになり、“江戸の出版王”へと成り上がっていく。
蔦重が見出した才能は、喜多川歌麿・山東京伝、葛飾北斎、曲亭馬琴、十返舎一九といった若き個性豊かな才能たち。その多くは、のちの巨匠となり日本文化の礎となっていく。
しかし時世は移り変わり、田沼意次は失脚。代わりに台頭した松平定信による寛政の改革では、蔦重の自由さと政治風刺は問題になり、財産の半分を没収される処罰を受ける。周囲では江戸追放や死に追いやられるものもあらわれる…蔦重は、その後も幕府からの執拗な弾圧を受け続けるが、反権力を貫き通し、筆の力で戦い続ける。そんな中、蔦重の体を病魔が襲う。命の限りが迫る中、蔦重は決して奪われない壮大なエンターテインメント「写楽」を仕掛けるのだった…。
引用:NHK
大河ドラマ『べらぼう』の脚本
引用:スポニチ
脚本を手掛けるのは、これまでに
- 『世界の中心で、愛をさけぶ』
- 『JIN -仁-』
- 『義母と娘のブルース』
- 『天国と地獄~サイコな2人~』
- 連続テレビ小説『ごちそうさん』
- 大河ドラマ『おんな城主 直虎』
- ドラマ10『大奥』
など、数々の人気作を手掛けた森下佳子さんで、これまで多くの賞を受賞している実力ある脚本家です。
森下佳子の受賞歴
- ザテレビジョンドラマアカデミー賞 脚本賞
『世界の中心で、愛をさけぶ』
『JIN-仁-』第1シーズン
『JIN-仁-』第2シーズン
『ごちそうさん』
『天皇の料理番』
『義母と娘のブルース』ぶ』
- 第32回向田邦子賞『ごちそうさん』
- 第22回橋田賞
- 第41回日本アカデミー賞優秀脚本賞『花戦さ』
- 第49回放送文化基金賞 脚本賞 ドラマ10『大奥』
大河ドラマ『べらぼう』のキャスト一覧
数々のヒット作を生み出してきた森下佳子さんが脚本担当ということで期待されている『べらぼう』。
そんな『べらぼう』のここまでに明らかとなっているキャストをご紹介します。
キャスト①主人公・蔦屋重三郎:横浜流星
『べらぼう』には‟甚だしい”や‟桁外れ”といった意味があり、その想像を超えるような主人公・蔦屋重三郎を演じるのは、横浜流星さんです。
横浜流星さんと言えば、近年は映画やテレビドラマに引っ張りだこで、現在も主演を務める『ヴィレッジ』が公開されている他、8月には佐藤浩市さんとダブル主演を務める『春に散る』が公開予定となっており、同作のためにボクシングプロテストに合格するなど、何事にも一生懸命な性格なのです。
そんな横浜流星さんは今回の『べらぼう』では、大河ドラマ‟初出演にて初主演”に抜擢されており、作品や役に向き合うその真摯な姿勢からオファーされたようです。
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1757199155863122155
キャスト②田沼意次:渡辺謙
続いて、相良藩の藩主で時の権力者である田沼意次を演じるのは、言わずと知れた渡辺謙さんです。
そんな渡辺謙さんは大河ドラマには7年ぶり6度目の出演となり、
渡辺謙の大河ドラマ出演歴
- 山河燃ゆ(1984年) – 楠田武 役
- 独眼竜政宗(1987年) – 伊達政宗 役(主演)
- 炎立つ 第一部・第三部(1993年7月- 1994年3月) – 藤原経清・藤原泰衡 役(主演)
- 北条時宗(2001年) – 北条時頼 役
- 西郷どん(2018年) – 島津斉彬 役
6度目の出演の決め手は、娘の杏さんが連続テレビ小説『ごちそうさん』で森下佳子さんにお世話になったことが最大の決め手となったことをインタビューで明かしています。
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1757194121096159449
キャスト③喜多川歌麿:染谷将太
続いて、人気絵師・喜多川歌麿を演じるのは染谷将太さんです。
染谷将太さんは子役から活動していたこともあり、年齢は31歳ですが芸能キャリアはとても長く、大河ドラマにも今回で5度目の出演となるのです。
染谷将太の大河ドラマ出演歴
- 武蔵 第13話(2003年4月1日)
- 龍馬伝 (2010年) – 山内豊範 役
- 江〜姫たちの戦国〜 (2011年) – 森坊丸 役
- 麒麟がくる(2020年) – 織田信長 役
そんな染谷将太さんは大先輩である渡辺謙さんからも、大河ドラマ出演回数が多いことにビックリされています。
隣に並んだ染谷を見ると「染谷が(大河は)5度目なんだよな? 俺の年齢の半分なのに、5度もやってる。俺は6度目なのに」とぼやいて笑いを誘った。
引用:日刊スポーツ
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1757195380964381061
キャスト④田沼意知:宮沢氷魚
続いて、渡辺謙さん演じる田沼意次の嫡男・田沼意知を演じるのは、宮澤氷魚さんです。
そんな宮沢氷魚さんは今回大河ドラマ初出演となり、連続テレビ小説『ちむどんどん』でヒロインの相手役を務めた時からずっと大河出演に憧れていたため、『べらぼう』が自身の代表作になるように頑張りたいと意気込んでいます。
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1757196640614588459
キャスト⑤鱗形屋孫兵衛:片岡愛之助
続いて、主人公・蔦屋重三郎の本屋業の師匠で、宿命のライバルでもある地本問屋の鱗形屋孫兵衛を演じるのは、片岡愛之助さんです。
そんな片岡愛之助さんは大河ドラマには4度目の出演となり、今回の鱗形屋孫兵衛役は適役だと期待が寄せられており、本人もとても楽しみにしているそうです。
片岡愛之助の大河ドラマ出演歴
- 真田丸(2016年) – 大谷吉継 役
- 麒麟がくる(2020年) – 今川義元 役
- 鎌倉殿の13人(2022年) – 北条宗時 役
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1757197896099811700
キャスト⑥花の井(五代目瀬川):小芝風花
続いて、主人公・蔦屋重三郎の幼馴染であり、吉原の老舗妓楼『松葉屋』を代表する遊女・花井(五代目瀬川)を演じるのは、小芝風花さんです。
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1759306796068438036?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1759306796068438036%7Ctwgr%5E14f495e690adf89d5cb01f87f32233a658d7cb14%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=https%3A%2F%2Fi711.com%2Fwp-admin%2Fpost.php%3Fpost%3D19858action%3Deditclassic-editor
そんな小芝風花さんと言えば、女優デビュー以降、テレビドラマや映画に引っ張りだこで飛ぶ鳥を落とす勢いで活躍しており、今回大河ドラマは初出演となりますが、時代劇『あきない世傳 金と銀』や『大奥』で主演を務めた経験値から、大きな期待が寄せられています。
https://twitter.com/kekotto202211/status/1759492850717458638?utm_source=yjrealtime&utm_medium=search
キャスト⑦駿河屋:高橋克実
続いて、吉原の引手茶屋‟駿河屋”の主で、両親に捨てられた幼い蔦屋重三郎を養子にして育てあげた駿河屋を演じるのは、高橋克実さんです。
そんな高橋克実さんは毎年、多くのテレビドラマや映画・舞台で大活躍していますが、大河ドラマは1994年放送の『花の乱』以来、31年ぶりの出演ということもあり、今からワクワクしていることを明かしています。
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1760137519264375207
キャスト⑧次郎兵衛:中村蒼
続いて、駿河屋の実子で蔦屋重三郎の義兄となる次郎兵衛を演じるのは、中村蒼さんです。
そんな中村蒼さんは大河ドラマには2013年放送の『八重の桜』以来、12年ぶりの出演となり、同作では放蕩息子を愛されキャラになるように演じたいと意気込んでいます。
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1760137771170099644
キャスト⑨松葉屋:正名僕蔵
続いて、代々‟名妓”としてその名を江戸中に轟かす瀬川を輩出してきた老舗妓楼の主・松葉屋を演じるのは、正名僕蔵さんです。
そんな正名僕蔵さんはエキセントリックなキャラから冷静沈着な男まで、幅広く演じることができ、今ではヒットドラマには欠かせない存在であることから、大河ドラマには今回初出演となりますが、多くの期待の声が寄せられています。
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1760138018852118957
キャスト⑩扇屋:山路和弘
続いて、和歌・俳句・画に通じた教養人で、松葉屋とともに吉原を取りまとめる妓楼の主である扇屋を演じるのは、山路和弘さんです。
そんな山路和弘さんは大河ドラマには4度目の出演となり、今回の『べらぼう』は自身の大好きな時代や絵師などの人物が登場することから、今から楽しみで仕方ないそうです。
山路和弘の大河ドラマ出演歴
- 軍師官兵衛(2014年) – 安国寺恵瓊 役
- いだてん〜東京オリムピック噺〜(2019年) – 村山龍平 役
- 麒麟がくる(2020年) – 三好長慶 役
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1760138270812369386
キャスト⑪大文字屋:伊藤淳史
続いて、吉原の妓楼の経営者で、カボチャと呼ばれたドケチの妓楼主・大文字屋を演じるのは、伊藤淳史さんです。
そんな伊藤淳史さんは大河ドラマには3度目の出演となりますが、前作から20年ぶりの出演となるため、思う存分楽しみたいと明かしています。
伊藤淳史の大河ドラマ出演歴
- 春日局(1989年) – 竹千代 役
- 義経(2005年) – 喜三太 役
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1760138522738954708
キャスト⑫半次郎:六平直政
続いて、茶屋・蔦屋の向かいにある蕎麦屋『つるべ蕎麦』の主・半次郎を演じるのは、六平直政さんです。
そんな六平直政さんと言えば、あの強面で刑事ものや任侠ものには欠かせないバイプレーヤーで、大河ドラマには8度目の出演となるため、今回はどんな素晴らしい演技を見せてくれるのかと今から注目を集めています。
六平直政の大河ドラマ出演歴
- 太平記(1991年) – 宍戸知家
- 炎立つ(1994年)- 鎌倉の使者
- 毛利元就(1997年) – 井上氏の家臣
- 元禄繚乱(1999年) – 奥田孫太夫
- 武蔵 MUSASHI(2003年) – 庄司甚内
- 義経(2005年) – 土佐坊昌俊
- 八重の桜(2013年) – 黒河内伝五郎
https://twitter.com/berabou_nhk/status/1760138774695002461
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、2025年放送のNHK大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』のこれまでに発表されているキャストについて、あらすじと併せてご紹介しました。
‟江戸のメディア王”と呼ばれ、時代の寵児となった蔦屋重三郎の生涯を描く2025年放送の大河ドラマ『べらぼう』は、主演を横浜流星さんが務め、これまでに11人の個性豊かなキャストが発表されています
そんな『べらぼう』は今年2024年の夏にクランクイン予定となっており、今後の追加キャストにも注目です。