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【歴史的快挙】尊富士にフォーカス!プロフィールや経歴を大公開

2024年3月の大相撲春場所で歴史的快挙を達成し、一躍時の人となった尊富士さん。

そこで今回は、現在大注目を集める尊富士さんのプロフィールや経歴について、歴史的快挙と併せてまとめました。

尊富士とは

引用:毎日新聞

尊富士が歴史的快挙を達成!110年ぶりの新入幕優勝

引用:Twitter

現在、ネットニュースで大きく取り上げられる尊富士さんは、2022年8月に伊勢ヶ濱部屋に入門し、2024年3月に新入幕を果たしたばかりの力士です。

そんな尊富士さんが2024年3月の大相撲春場所で、1914年(大正3年)5月場所の両國勇治郎以来、

110年ぶりとなる新入幕での優勝

を果たし、歴史的快挙を成し遂げたと大きな話題となっています。

しかも尊富士さんは新入幕優勝だけではなく

  • 初土俵から初優勝まで史上最速となる所要10場所
  • 元横綱大鵬と並び歴代1位タイとなる新入幕場所での初日から11連勝

という、幕内最高優勝を果たしているのです。

また尊富士は優勝と併せて

  • 殊勲賞
  • 敢闘賞
  • 技能賞

の三賞すべてを受賞しており、三賞をすべて受賞したのは2000年九州場所の琴光喜以来、約24年ぶり6人目・新入幕力士では1973年9月の大錦以来、約51年ぶり2人目という快挙でも大きな注目を集めています。

https://twitter.com/h580606/status/1771802851766923423

尊富士の快挙に対する世間の声

110年ぶりとなる新入幕力士優勝という尊富士さんの快挙には、SNSでも大盛り上がりを見せ、『尊富士優勝』や『伊勢ヶ濱親方』、『所要10場所』などがトレンド入りしています。

そんな尊富士さんには歓喜と称賛の声が相次ぎ、さらに青森県出身力士の優勝ということでも歓喜の声が続々と寄せられています。

休まず出て来て勝って優勝決めた尊富士凄い
今場所久しぶりに大相撲を熱くしていただき感謝
勝った瞬間、我が家は揺れました
青森が生んだ新たなるヒーロー
青森出身力士の優勝が見られるなんて、夢みたい

尊富士のこれまでの経歴

一夜にして大相撲界のヒーローとなった尊富士さん。

ここでは、尊富士さんが新入幕優勝を果たすまでのこれまでの経歴をご紹介します。

祖父の勧めで相撲を始め、すぐに頭角を現す

引用:NHK

子供の頃はガリガリでよく風邪を引いていたという尊富士さんは、アマチュア相撲の経験者である祖父の勧めで6歳から相撲を始めると、小学校4年生の時に個人ベスト8と団体優勝、そして5年生の時には個人3位を経験するなど、すぐに頭角を現したのです。

しかし一方で体が硬く、腕立て伏せも出来ず、股割りも足を広げると頭が動かないなど課題が山積みだった尊富士さんは、小学5年生から『つがる旭富士ジュニアクラブ』に移って稽古を始め、股割りなどの基礎運動を重点的に、生活態度も細かく指導されたのです。

そして小学校卒業後は道場に通いやすい‟つがる市立木造中学校へ進学した尊富士さんは、なかなか大会で結果が出来ず悔しい思いもしましたが、負けず嫌いな性格に火が付いたことで、四股やスクワットを言われた回数の数倍もこなすなど努力した結果、実力がつき中学3年の時には『全国都道府県中学生選手権』で見事3位に入賞したのです。

そんな尊富士さんは中学卒業後はさらに上を目指して強豪校である鳥取城北高校へ進学すると、1年生の時には『金沢大会』で個人8強、そして3年生の時には

  • 『全国高校総体』個人3位
  • 『選抜高校相撲宇佐大会』個人3位
  • 『秋の国民体育大会』個人準決勝

と結果を残しましたが、同時に2年生の時に負傷した左膝の怪我にも悩まされる日々を送ったのです。

 

大学時代は実績を残すも、今度は右膝を負傷

そして高校卒業後は日本大学法学部に進学し‟日本大学相撲部”に入部した尊富士さんは、2年生の時には

  • 『全日本大学選抜金沢大会』準優勝
  • 『全国学生体重別大会』135キロ未満級準優勝
  • 『全国学生選手権』団体優勝

などの実績を残しましたが、全国学生選手権の団体決勝戦で今度は右膝を負傷してしまったのです。

それでも賢明に相撲と向き合った尊富士さんは、

  • 3年時:『全国学生選手権団体』優勝
  • 4年時:『全国学生相撲個人体重別選手権大会』無差別級16強

など結果を残しています。

プロ入り後はスピード出世

引用:スポーツ報知

そんな尊富士さんは大学卒業後はプロ入りするか悩んだこともあるそうですが、

  1. 鳥取城北高校の先輩で面識のある伊勢ヶ濱部屋所属の横綱・照ノ富士関から声を掛けられたこと
  2. 同部屋の伊勢ヶ浜親方が同郷であること

が大きな要因となり、2022年8月に伊勢ヶ濱部屋に入門したのです。

そして角界入り後は1番下にあたる序の口からスタートした尊富士さんは、

  • 2022年11月場所:旭大星を破り、7戦全勝で序の口優勝
  • 2023年1月場所:7戦全勝で序二段優勝
  • 2023年11月場所:新十両に昇進

と一場所ずつ着実に結果を残し、新十両まで8場所というスピード出世を果たしたのです。

さらに2024年1月場所で中日勝ち越しを決めた尊富士さんは、1949年以降、史上8人目となる新十両中日勝ち越しで大注目を集め、千秋楽を待たず十両優勝を果たしたのです。

https://twitter.com/sakiiizuka/status/1751121408275697714

初土俵から所要10場所で史上最速V

引用:Twitter

そんな尊富士さんは2024年3月、史上最速タイのスピード出世となる初土俵から9場所で新入幕を果たすと、同場所でも中日勝ち越しを決め、64年ぶりとなる新入幕力士としての初日からの11連勝を果たしたのです。

しかし14日目の朝乃山との一番に敗れた際に右足を負傷し救急搬送された尊富士さんは、1度は千秋楽の休場を考えたものの、兄弟子の横綱・照ノ富士から

照ノ富士
照ノ富士
お前ならやれる。記録ではなくて記憶に残りたいんだろう。このチャンスはもう戻ってこない

と言われたため、出場することを決意したのです。

そして千秋楽に強行出場した尊富士さんは、110年ぶりとなる新入幕での幕内最高優勝を果たしたのです。

大学3年までは、就職するつもりだった

引用:Twitter

こうしてスピード出世で歴史的快挙を成し遂げた尊富士さん。

時期については不明ですが、子供の頃に母子家庭となった環境から、4人兄弟の次男ということもあり、子供の頃から

尊富士
尊富士
大学に行って就職する!

と宣言しており、大学3年生までは教育関係の仕事に就いて親孝行をするつもりだったそうです。

しかし大学時代にタイトルを取れなかった悔しさから角界入りした尊富士さんは、それから約3年後に力士として最高の親孝行を土俵から届けたのです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、現在大注目を集める尊富士さんのプロフィールや経歴について、歴史的快挙と併せてご紹介しました。

祖父の勧めで相撲を始めた尊富士さんは、結果は残したものの高校から大学にかけては怪我に苦しみタイトルとは無念でしたが、2022年8月にプロ入り後は着実に結果を残し、2024年3月には史上最速の所要10場所で110年ぶりとなる新入幕優勝を成し遂げ、相撲界の歴史にその名を轟かせたのです。

そんな尊富士さんは今年中に‟三役昇進”を目標に掲げており、今後の活躍にも注目です。