今回が2度目の開催となる漫才賞レース『THE SECOND〜漫才トーナメント〜』の2代目王者に‟ガクテンソク”が輝き、大注目を集めています。
そこで今回は、『THE SECOND 2024』で見事優勝を果たした‟ガクテンソク”にフォーカスしました。
ガクテンソクが『THE SECOND 2024』で優勝!
引用:サンスポ
2023年に新設され、今年で2回目を迎える『THE SECOND』。
同大会は結成16年以上の漫才師しか参加出来ず、さらに全国ネットの漫才賞レース番組の優勝者やアマチュア・即席ユニットの参加が認められないなど、これまでにない賞レースとしても大注目を集め、2023年大会ではコンビ結成20年目のギャロップが優勝するなど大きな話題となりました。
そして『THE SECOND』2回目となる今大会では、エントリーした133組の中から激戦を勝ち抜いた8組
タモンズ、ハンジロウ、ななまがり、金属バット、ザ・パンチ、タイムマシーン3号、ガクテンソク、ラフ次元
がファイナルで激突し、結成18年のガクテンソクが見事133組の頂点に立っています。
ガクテンソクが優勝する姿を見届ける事ができて本当に嬉しいです、ガクテンソクが自らの最高得点を塗り替えて優勝なんて本当にアツすぎる。
感謝の言葉しかないです。応援してきて約10年。何者かになれたガクテンソクを応援できて心から幸せです!おめでとうございます!ガクテンソクは私の誇りです!— Lai (@stog__) May 18, 2024
そんなガクテンソクは今大会で、大会史上最高得点となる294点を叩き出し、準優勝のザ・パンチに51点という大差をつけての優勝でも大きな話題となったのです。
https://twitter.com/y2hige/status/1791835294272249945
こうして素晴らしい成績で2代目王者に輝いたガクテンソクには、審査員や芸人仲間、そして視聴者から多くの賞賛の声が上がっています。
ガクテンソク優勝おめでとう!クオリティーの高い漫才を3本も繰り広げた。大会史上最高得点は低く感じました。それぐらい無駄のない言葉の紡ぎ方。素晴らしい!!
この後、動画出します。観てね!#THESECOND#ザセカンド— ユウキロック/YUKI ROCK (@yuukirock0416) May 18, 2024
お笑いコンビ『ガクテンソク』とは
引用:デイリースポーツ
THE SECONDで優勝し一夜にして時の人となったお笑いコンビ『ガクテンソク』ですが、実際には知らなかったという方も多いのではないでしょうか。
そこでここでは、お笑いコンビ『ガクテンソク』についてご紹介します。
『ガクテンソク』は実力派ベテランコンビ
ガクテンソクは中学校の同級生だった‟よじょうと奥田修二から成るお笑いコンビで、中学時代は顔見知り程度だったものの、20歳の時にアルバイトで再会し意気投合したことで、2005年にコンビを結成しています。
そんなガクテンソクは当初は‟学天則”として活動しており、2005年のM-1グランプリでアマチュアながらもいきなり準決勝進出を果たし頭角を現すと、その後もライブやイベントに出演しながら芸人としてのキャリアを重ねていったのです。
そして2007年から吉本興業へ所属したガクテンソクは、
- 5upよしもと内のバトル形式のライブ『ファーストバトル』:3か月連続1位
- 『ABCお笑いグランプリ』:2年連続で予選1位通過
- 『THE MANZAI』:4年連続で認定漫才師50組に選出
と頭角を現し、数々の賞レースで結果を残しているのです。
ガクテンソクの主な受賞歴
■2012年
- 『第1回 ytv漫才新人賞』準優勝
- 『 第42回 NHK上方漫才コンテスト』準優勝
■2013年
- 『NHK新人演芸大賞』演芸部門大賞
■2014年
- 『第35回 ABCお笑いグランプリ 』準優勝
- 『第49回 上方漫才大賞』新人賞
■2015年
- 『第4回 ytv漫才新人賞』優勝
■2021年
- 『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ〜SOUDORI〜 シーズン4』優勝
■2022年
- 『賞金奪い合いネタバトル ソウドリ〜SOUDORI〜 シーズン8』優勝
■2023年
- 『生配信!よしもと市場 第1回お笑いグランプリ』優勝
■2024年
- 『なんばグランド花月主催 第1回全国お笑い大会 』優勝
なんばグランド花月主催『第一回 全国お笑い大会』で優勝しました!やっぱりNGKの舞台でする漫才は気持ちいい!たくさん立てるようにがんばります! pic.twitter.com/uepGCZDU9j
— ガクテンソク 奥田修二 (@gakutenokuda) March 21, 2024
東京進出後、全国ネットの賞レースで結果を残す
こうしてこれまで多くの賞レースで結果を残しているガクテンソクですが、実はM-1グランプリやキングオブコントなどメジャーな全国ネットでの賞レースでは1度も決勝へ進出したことがなく、最高でも準決勝止まりだったのです。
しかし2024年4月から吉本興業・東京本社に所属し東京へ進出したガクテンソクは、結成18年にして『THE SECOND2024』で見事優勝を果たし、その名を全国区に轟かせています。
ガクテンソクが東京進出、いや転勤(よじょうさんだけか)した時は寂しかったけど、それによって国分寺のネタが出来て昨日に繋がったなら良かったんだよな。いっぱい大阪から帰ってきて下さい。トークライブ取りました!
— みどり (@babyblueskyward) May 19, 2024
過去には解散の危機も
結成当初から関西で頭角を現し、ベテランコンビとして活躍してきたガクテンソクですが、1度だけ本当に解散危機があったそうです。
そんなガクテンソクはこれまで何度も大喧嘩して解散危機になったことはあるそうですが、1度だけ真剣に解散を考えたターニングポイントがあると言い、それは
- 『M-1グランプリ』への出場
- 『Baseよしもと』への所属
という目標を失った2010年だったそうです。
そんなガクテンソクは結局、双方が同時期に解散を考えていたことが再起に繋がったことをTHE SECONDの優勝会見で明かしています。
「2010年に1回目の『M-1』が終わるんですね。僕らは『M-1』に出るためにコンビを組んだんです。その時、baseに笑い飯さん、千鳥さん、麒麟さんが所属してらっしゃる劇場に所属するっていう2つが夢やったんですけど、両方がなくなりまして、続けている意味ってなんだろうと。ネタ合わせの時に、解散を言いにいくつもりやったんですけど、まさかのこっち(よじょう)から言ってきて、ムカついてきて『続けたらぁ!』ってなった(笑)。めちゃくちゃ反論したんです。『解散なんてな、何者にかなったヤツしか言っちゃアカンやろう』って、解散って言おうとしていたヤツが言っているんですよ(笑)」。
引用:ORICON NEWS
メンバーよじょうのプロフィール
引用:ORICON NEWS
名前:よじょう
本名:四条和也(よじょうかずや)
生年月日:1981年7月30日
出身地:兵庫県宝塚市
血液型:O型
身長:169cm
所属事務所:吉本興業
中学・高校とバスケットボール部に所属し、高校卒業後は教師を目指して関西大学社会学部へ入学した‟よじょうさんは、在学中に「中学社会」と「高校地理歴史」の教員免許を取得したものの、母校である『宝塚市立安倉中学校』へ教育実習へ行った際にヤンキーにカツアゲされたことがトラウマとなり、教師を断念したそうです。
そんな‟よじょうさんと言えば、あの独特な髪型がトレードマークですが、実は趣味にも個性が出ており、山田涼介さんやHey!Say!JUMPなどの旧ジャニーズ好きで、茶道経験者としても知られています。
https://twitter.com/K_AnkhMtCool/status/1791817528991478022
また私生活では2014年12月に一般女性と結婚している‟よじょうさんは、一時は妻との関係が微妙でLINEをブロックされることも多々あったようですが、現在は良好な関係へと修復しているそうです。
https://twitter.com/gakutenokuda/status/1156092380845506560
メンバー奥田修二のプロフィール
引用:ORICON NEWS
名前:奥田修二(おくだしゅうじ)
生年月日:1982年3月3日
出身地:兵庫県宝塚市
血液型:B型
身長:180cm
所属事務所:吉本興業
実家が造園業を営んでおり、自身も2級造園施工管理技士の資格を所持している奥田修二さんは、専門学校卒業後は造園業に携わっていましたが、その仕事が好きすぎるあまり時間がもの凄いスピードで過ぎていくことに恐怖を覚えたため、2年で造園業を辞めてその後は敢えて自身に向いていない仕事に就き、長すぎる1日を楽しんでいたそうです。
そんな中、大学進学組の友人に触発されて自身の人生について考えるようになった奥田修二さんは、M-1グランプリ見たことがきっかけでいきなり芸人を志したそうです。
こうして少し人とは違った観点の持ち主である奥田修二さんは、実は子供の頃から変わり者で、どんなに雨が降っていても雨が降ると好きな授業が無くなるとして、中学1年まで絶対に傘を使わなかったようですが、ある日KANGOLの傘を持っていると女子からモテるという噂を聞くと、すぐさまKANGOLの傘をさすなど、良い意味で単純だったようです。
また奥田修二さんはAKB48を始め、ももいろクローバーZや私立恵比寿中学など数多くのアイドルのファンであることを公言しており、これまで多くのアイドルとの共演も果たしています。
https://twitter.com/ftisland_korea/status/1768721498834100603
まとめ
いかがでしたでしょうか。
この記事では、『THE SECOND』の2代目王者に輝いた‟ガクテンソク”についてご紹介しました。
2005年の結成以降、関西を中心に活躍しこれまで多くの賞レースで結果を残してきたガクテンソクは、全国ネットの賞レースで結果を残していなかったためあまり知られていませんでしたが、『THE SECOND2024』で2代目王者に輝いたことで全国区にその名を轟かせたのです。
そんなガクテンソクは今回タイトルを獲得したことで、メディア露出の増加は堅いと言われており、今後どのような活躍を見せてくれるのか楽しみです。