日本銀行の黒田東彦(はるひこ)総裁の後任に選ばれた、経済学者の植田和男さん。
元日銀審議委員で共立女子大学の教授を務めているとされていますが、どんな経歴を持った人物なのでしょうか?
ご結婚されていて、奥様も教授との情報があるようで、ご家族の情報も気になりますね。
今回は、次期日銀総裁・植田和男さんの経歴や家族に関する情報をまとめてお届けしていきます。
植田和男のWikiプロフィール
次期日銀総裁・植田和男さんの顔画像とプロフィール情報がこちら。
引用:Bloomberg
- 名前:植田和男(うえだ かずお)
- 生年月日:1951年9月20日
- 年齢:73歳
- 出身地:静岡県牧之原市相良区
- 職業:経済学者
専門はマクロ経済学、金融で、著書も多く発表しています。
日銀総裁が代わるということで、タカ派かハト派かが気になる方も多いかと思います。
債券市場では金融引き締めに積極的(或いは金融緩和に消極的)なことをタカ派的、逆に金融緩和に積極的(或いは金融引き締めに消極的)なことをハト派的と言います。
植田和男さんについては、過去にマイナス金利に否定的な考えを示していたこともあります。「ややタカ派寄りな中立姿勢」という説もありますが、実際に就任してからの動きを見てみないとなんとも言えませんね。
植田和男の経歴&学歴まとめ
植田和男の学歴
植田和男さんの出身校や学歴に関する情報がこちら。
- 1970年:東京教育大学附属駒場高等学校(現:筑波大学附属駒場高等学校)卒業
- 1974年:東京大学理学部数学科卒業、東京大学経済学部へ学士入学
- 1975年:東京大学大学院経済学研究科進学
- 1976年:マサチューセッツ工科大学大学院進学
- 1980年:マサチューセッツ工科大学博士課程修了(Ph.D.)
出身の小学校、中学校については分かっておりません。
駒場高校、東大、マサチューセッツ工科大学と、日本でもトップレベルの高学歴な方だということが分かりますね。
植田和男の経歴
植田和男さんの博士課程修了後の経歴はこちら。
●教職
- 1980年:カナダブリティッシュコロンビア大学経済学部助教授
- 1982年:大阪大学経済学部助教授
- 1989年:東京大学経済学部助教授
- 1993年:東京大学経済学部教授
- 2005年〜2007年9月:東京大学大学院経済学研究科長
- 2005年:東京大学大学院経済学研究科教授
- 2017年:東京大学名誉教授
- 2017年:共立女子大学教授
- 2020年:共立女子大学ビジネス学部ビジネス学科教授
●学外における役職
- 1985年〜1987年:大蔵省財政金融研究所主任研究官
- 1998年〜2005年 日本銀行政策委員会審議委員
- 2005年:サントリー学芸賞政治・経済部門選考委員
- 2008年:日本政策投資銀行社外取締役
- 2011年4月〜2012年6月:日本経済学会会長
この他に、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)運用委員長、日本銀行金融研究所特別顧問を務めています。
教職者としての活動だけではなく、日本の金融経済に関わる役職に多く携わってきたということですね。
植田和男の嫁も高学歴の教授だった!
植田和男さんの嫁は植田敬子さんという方です。
実は奥様も高学歴で大学教授を務めていることでも知られています。
引用:生活と自治12月号
顔写真は2015年のものです。
プロフィールや学歴情報がこちら。
- 植田敬子(うえだ けいこ)
- 生年月日:1951年
- 出身地:兵庫県生まれ
- 出身校:京都大学(経済学部)、マサチューセッツ工科大学大学院(経済学研究科 労働経済学と応用ミクロ経済学)
- 学位:経済学修士(大阪大学)、経済学博士(Ph.D)(マサチューセッツ工科大学)
- 職業:日本女子大学家政学部教授
京都大学、京都大学を経て、日本女子大学家政学部教授を務めている植田敬子さん。
ミクロ経済学分野の論文を多数発表しています。
2022年時点では日本女子大学の「元教授」とされていたので、現在はご退職されているようです。
植田和男さんと同じ生まれ年で、同じマサチューセッツ工科大学大学院のご出身です。(進学していた時期は違います)
植田和男さんとの間に子供がいるのかは不明です。