歌手・アイドル

【AKB48の現在】終焉に向かっているって本当!?現在の状況を紹介

一時は日本を代表する国民的アイドルとして社会現象をも巻き起こしたAKB48。

しかし今ではすっかりと絶頂期が過ぎ、かつて100名近くいたメンバーも1/3まで激減し、現在は終焉に向かっているとも噂されています。

そこで今回は、AKB48の現在についてまとめました。

AKB48とは

引用:AKB48公式サイト

『AKB48』は、1980年代に大ヒットした「おニャン子クラブ」の仕掛人である秋元康さんプロデュースによる女性アイドルグループです。

AKB48は、これまで‟アイドルと言えばテレビやライブでしか会えない”という固定概念を覆し、結成以来

いつでも会いに行けるアイドル

をコンセプトに、東京・秋葉原にあるAKB劇場でほぼ毎日公演を行っています。

そんなAKB48のグループ名の由来は、ホームグランドの‟秋葉原”

  • 秋葉原(AKIHABARA)
  • 秋葉(AKIBA)

に由来し、48ではあるもののメンバーは48人ではなく、結成当初から50人あまりのメンバーが在籍しています。

観客7人から5大ドームツアーを開催するまでの人気に

こうして‟会いに行ける”をコンセプトに2005年12月8日にAKB48劇場で初公演を行ったAKB48。

当時は入場者72人のうち一般観客がたったの7人でしたが、約2か月後に初の満員を記録し、2006年10月にシングル『会いたかった』でメジャーデビューを果たしたAKB48は、翌2007年には『紅白歌合戦』に初出場を果たしましたが、‟アキバ枠”での出場だったこともあり、秋葉原のオタク向けアイドルのイメージが強すぎて視聴者の関心はかなり薄いものだったのです。

そんなAKB48はその後も9枚のシングルをリリースするも、なかなか日の目を見ることが出来ませんでしたが、2008年リリースの10thシングル『大声ダイヤモンド』から徐々にCDの売り上げが伸び始めると、翌2009年リリース14thシングル『RIVER』で初のオリコンウィークリーチャート1位を獲得したのです。

そして以降リリースする楽曲すべてにおいて1位を獲得したAKB48は、2010年8月にリリースした17thシングル『ヘビーローテーション』

  • シングルの連続初動売上50万枚突破
  • オリコン登場週数120週
  • オリコン週間カラオケチャート48週連続1位

など数々の記録を打ち立て絶大な人気を集めると、

AKB現象

とまで呼ばれるほどの社会現象をも巻き起こしたのです。

さらに

  • 22ndシングル『フライングゲット』(2011)
  • 26thシングル『真夏のSounds good !』(2012)

日本レコード大賞の大賞を受賞したAKB48は、日本ゴールドディスク大賞においても

  • 2011年から7年連続:シングル・オブ・ザ・イヤー
  • 2012年から3年連続:アーティスト・オブ・ザ・イヤー

を受賞し、2013年には5大ドームツアーを成功させるなど、名実ともに国民的アイドルとしての地位を確立したのです。

総選挙や‟じゃんけん大会が日本中で話題に

またAKB48と言えば、センター争いの企画である『選抜総選挙』や『じゃんけん大会』が国民的話題となり、過去の『総選挙』で特に注目されたのが、レジェンドである前田敦子さんと大島優子さんの2人で、この2人が競いあったことでAKBのセンターは聖域化されたのです。

さらに総選挙の中でも最も話題を集めたのが2013年6月に開催された『第5回選抜総選挙』で、当時HKT48所属の”さっしー”こと指原莉乃さんが大島優子さんや渡辺麻友さんらを抑えて1位に輝き、日本中で大きな話題となったのです。

そんな事前の予想を覆す結果となった指原莉乃さんには当時、賛否両論の意見が上がりましたが、彼女がセンターを務めた32thシングル『恋するフォーチュンクッキー』は半年で150万枚を売り上げるほどの社会現象を巻き起こし、ヘビーローテーションに続く代表曲となったのです。

『AKB48』の現在

引用:Twitter

2005年12月に劇場で初公演を行ったAKB48も、来年2025年でデビュー20周年を迎えます。

現在は終焉に向かっている?!

2010年のヘビーローテーションの大ヒットから、世代交代を経て指原莉乃さんが総選挙で3連覇を果たした2017年頃までが最盛期だったAKB48。

CDの売り上げが激減!

そんなAKB48と言えば、アーティスト別のCDシングルの総売り上げが日本一を記録し、アルバムセールスもトップレベルを誇っていましたが、コロナ禍直撃によりCDシングルをリリース出来なかったことや、人気メンバーの脱退も重なり、年間のシングル売上がコロナ前より85%以上も激減してしまったのです。

CDシングルの初週販売枚数

  • コロナ禍直前の2020年3月:約117万枚
  • コロナ禍以降:1/3の35万枚前後

しかも2019年からオリコンがCD以外のランキングを発表するようになり、さらにストリーミングサービスが浸透し、同時に複数の音楽メディアを複合したビルボードチャートの価値が高まったことで、これまでCDの売り上げでチャートを圧巻していたAKB48の戦略が機能不全となってしまい、一気に人気が低迷してしまったのです。

4年連続で紅白に落選

そんなAKB48は2009年から11年連続で出場を果たしていた紅白歌合戦にも、2020年から4年連続で落選となっています。

メンバーも過去最少に!

こうして一気にCDセールスが激減したAKB48は、それだけではなくメンバーも減り続けており、最盛期だった10年前に比べると100人以上も減っているのです。

AKB48の正規メンバー

  • 2014年5月:139人
  • 2021年1月:99人
  • 2022年1月:83人
  • 2023年1月:70人
  • 2024年1月:34人

しかもここからAKB48最年長の柏木由紀さんを始め、9人の卒業が予定されているため、研究生からの昇格がなければ、このままでは25人にまで減ってしまうのです。

こうしてCD売り上げが90%減、メンバー数が1/3にまで激減したAKB48は、

メンバーのリストラが起きているよね!?

と騒がれ、

AKB48は終焉に向かっている!

とまで囁かれているのです。

音楽性を後回しにしてきたツケが回ってきた!?

ひと昔前までは、AKB48のように容姿や愛嬌が売りのアイドルが流行っていましたが、音楽メディアがCDからストリーミングに移行後は、愛嬌よりも‟音楽をきちんとするアイドル”に焦点が当たるようになり、その象徴とも言えるのが現在のK-POPです。

そんなK-POPはグローバル化する現在の音楽状況において、音楽やパフォーマンスに力を入れたため、『LE SSERAFIM』や『XG』など爆発的人気を誇るグループを多く輩出しており、AKB48はその音楽状況が変化する中でも音楽をあと回しにした結果の現れだとも言われています。

2024年は起死回生を狙っている!?

こうして‟AKB48の時代も終わりだ”と囁かれてるAKB48。

しかし2024年1月11日、アメリカの人気シンガーソングライターであるブルーノ・マーズが東京ドームでコンサートをおこなった際、AKB48の『ヘビーローテーション』を披露しており、AKB48の認知度は現在も健在であることを証明したのです。

そんなAKB48はデビューから20年間という長い歴史の中で、これまで様々な困難を乗り越えてきただけに、その持ち味の粘り強さで2024年は起死回生を図るのではないかと噂されています。

AKB48は2023年秋にチーム制を休止し、現役メンバーと研究生による新体制を発表しており、さらに19期生オーディションを開催したことや、プロデューサー秋元康さんが新公演を発表し、

秋元康
秋元康
これからのAKB48を楽しみにしていてください

と意気込んでいることから、2024年は新たな動きがあるのではないかと噂され、長年のファンはそんなAKB48に期待していると言われています。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

この記事では、AKB48の現在についてご紹介しました。

ヘビーローテーションの大ヒットにより、国民的アイドルとして社会現象をも巻き起こしたAKB48。

コロナ禍以降はCDセールスが激減し、音楽状況の変化から人気も低迷したことで終焉に向かっているとも囁かれる一方、新体制を発表した現在はデビュー20周年に向けて起死回生を図り、もう一旗揚げてくれるのではないかとも期待されています。

そんなAKB48は本当に起死回生となるのでしょうか。今後にも注目です。