日本作曲家協会主催のTBSが放送する年末の音楽賞イベントレコード大賞で、2度の大賞に輝いた中森明菜さんは80年代を代表するアイドル歌手です。
NHK紅白歌合戦には8回出場し、「少女A」や「禁区」などヒット曲は多く21曲がオリコン1位に輝きコンスタントな売上を上げています。
近年は表舞台に立っておらず、もう一度見たいと願うファンもいるのではないでしょうか?
今回はそんな中森明菜さんのプロフィールや経歴を紹介しましょう。
レコード大賞を2度獲得!中森明菜のプロフィール
母の影響を受け、歌手を目指すようになります。
中森明菜さんは、「スター誕生!」に受かる前に2回落ちているそうです。
https://twitter.com/koxypssETWOfAnD/status/1561905444355915776?s=20
2回目の挑戦では審査員から「歌は上手だが顔が子供っぽいため童謡を歌った方がいいのでは」と嫌味を言われ、「スター誕生では童謡は受け付けてくれないんじゃないですか」と静かな口調で答えました。
また、テレビ出演に行く前の予選会でも4回ぐらい落選したといいます。
しかし見事に合格し、1982年にデビュー。
80年代の曲を聴いてたら男女観が今ではありえなくて世の中も変わったなあ……と思いかけたが、今から40年前って1982年だけど、1982年の40年前は1942年。80年代から今までの変化より1942年から1982年の変化の方が遥かに激しいわ。ミッドウェー海戦からアイドル全盛期「花の82年組」だぜ。そりゃ変わるよ pic.twitter.com/5MD0Fzr5ec
— ジロウ (@jiro6663) November 11, 2022
同期には早見優さんや堀ちえみさん、小泉今日子さんがおり、花の82年組といわれています。
新人賞で小泉今日子さんに卵がぶつけられたときに、中森明菜さんが舞台の袖に連れて行ったそうです。
突っ張った「少女A」のような曲とバラード調の「スローモーション」のような楽曲を発売しましたが、本人は後者のほうが好きと話していたことがあります。
衣装の多くは自身のアイディアで、ファッションリーダーとして当時のファンを魅了していました。
中森明菜さんの振り付けのしなやかさは、クラシックバレエ経験が生きているのかもしれません。
将来2人で住む家の資金として7600万円ものお金を当時付き合っていた近藤真彦さんに渡しましたがマネージャーが持ち逃げしたり、松田聖子さんとの熱愛疑惑が出たりと心身ボロボロになった中森明菜さんは自ら命を絶とうとしたこともあったといいます。
近藤真彦だけしてやったりの金屏風事件。
こんな場面で会見なのに、幸せになれなかったのよ。
中森明菜には生きているうちに幸を味わってほしい。 pic.twitter.com/snngVnzLEt— くりぴょん(Survivor Version)。 (@riz440languid) November 11, 2020
後に婚約発表と思われるような金屏風の前で、 謝罪会見をしました。
レコード大賞を2度受賞!中森明菜の経歴一覧
第26回日本レコード大賞の選考委員による投票で五木ひろしさんに負けましたが、絶大な人気を誇る中森明菜さんの存在を無視はできず急遽最優秀スター賞(準大賞) を設けたといいます。
第27回日本レコード大賞では、ピンクレディーの第20回レコ大「UFO」以来久しぶりのアイドル歌手による大賞受賞でした。
花束を持って登場した母親を見て、号泣しながら熱唱。
この年から会場を日本武道館に移しており、レコード大賞はさらなる盛り上がりを見せています。
https://youtu.be/wQssFuy3mgs?feature=shared
また1985年から中森明菜さんは、それまでのアイドルからアーティスト路線へ変えました。
制作陣を一新し活動を続けます。
レコード大賞を取るためには歌手の人気や実力より、事務所やレコード会社の力が必要とされていました。
その面では中森明菜さんは不利だったといいますが、レコード大賞の権威を保つためにもという空気が審査員や業界の中で流れていたそうです。
当時交際が噂されていた近藤真彦さん(マッチ)との賞争いにも注目が集まり、第27回日本レコード大賞の視聴率は31.4%でした。
第28回受賞曲「DESIRE-情熱-」歌唱中のおかっぱ頭と着物衣装は、中森明菜さんが自己プロデュースしたそうです。
レコード大賞が決まり号泣しながら歌う映像は、 人々の心に印象付きました。
3連覇は叶わず結果第29回大会はマッチの「愚か者」に負けてしまいましたが、中森明菜さんの「難破船」もあらゆる賞を獲得し高評価を得ています。
1970~80年代はメディアも世間も大賞を予想し盛り上がっていましたが、近年レコード大賞は実際の売上やランキングと矛盾する、審査基準がおかしい、やらせではないかとも囁かれてきました。
中森明菜さん自身も新人賞は事務所の力が強いところがとると、話していたことがあります。