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【せっかくグルメ】岡崎味噌煮込みうどんが諸事情放送NGの理由とは?お店は「みづこし」で八丁味噌問題が原因か!

せっかくグルメ岡崎味噌煮込みうどん画像

2023年4月9日放送の「バナナマンのせっかくグルメ!!」での“あるシーン”がネットで話題となっています。

愛知県岡崎市での味噌煮込みうどんにて、「諸事情」によって食事シーンが音声のみの放送となるシーンがありました。

「諸事情」が一体なんだったのか番組内では追及はされておらず、視聴者からは「なんで?」という声や予想が多くあがっているようです。

今回は、「バナナマンのせっかくグルメ!!」での放送NGシーンについての情報を紹介させていただきます。

【せっかくグルメ】岡崎味噌煮込みうどんが「諸事情」で放送NGに

せっかくグルメ岡崎味噌煮込みうどん画像引用:Twitter

2023年4月9日に放送された、TBSのグルメバラエティー番組「バナナマンのせっかくグルメ!!」。

この日は映画「TOKYO MER」から鈴木亮平さんと中条あやみさんがゲスト出演し、愛知県岡崎市を訪れて地元の人に「せっかくこの町に来たなら食べたほうがいいグルメは何ですか?」と聞き込みを行いました。

その中で、中条あやみさんが地元女性からオススメされた味噌煮込みうどんの店に電話交渉→撮影OKで鈴木亮平さんと共に食事をする、というシーンがありました。

しかし、テロップと音声で

「実際に(2人は)食べに行ったのですが…諸事情により食事シーンを放送できなくなってしまいました」

と説明が流れ、「せっかくなので音声だけでお届け」と味噌煮込みうどんの静止画に食事シーンの音声だけが流れる放送となりました。

お店がどこなのか、店名も明かされず、食事の音声が流れるだけというシュールな演出。

これにはMCのバナナマンのお二人も「何だよこれ」とコメントし、「うわ!スゴイな」「想像力がかきたてられる」などとフォローをしていました。

【せっかくグルメ】岡崎味噌煮込みうどんの諸事情放送NGのお店はどこ?

「バナナマンのせっかくグルメ!!」にて、諸事情で放送NGとなったお店はどこだったのでしょうか?

放送では店名は明かされていませんでしたが、ネット上では「みづこし」というお店が予想としてあがっていました。

せっかくグルメ岡崎味噌煮込みうどん店画像引用:愛知県めんるい組合

  • 所在地:〒444-2136 愛知県岡崎市上里2丁目5−1
  • 営業時間: 11:00~14:30(L.O)、17:00~21:00(L.O)
  • 営業時間外 ⋅ 営業開始: 月 11:00
  • 定休日:木曜日(不定休)
  • 電話:0564-21-7588

「みづこし」は、「まるや」の八丁味噌を使っている味噌煮込みうどんが有名な老舗です。

ネット上の予想では、大正庵、一よし、徳川庵、麺工房などのお店も名前があがっていましたが、「みづこし」が濃厚とされているようです。

【せっかくグルメ】岡崎味噌煮込みうどんが諸事情放送NGの理由とは?

「バナナマンのせっかくグルメ!!」にて、岡崎市の味噌煮込みうどんのお店が放送NGとなった「諸事情」の詳細は何だったのでしょうか?

ネット上では、予想として

  • 八丁味噌の問題
  • スポンサー絡み
  • 映ってはいけないものが映っていた
  • 放送前にお店ともめた(店長やオーナーの取材拒否など)
  • 動画のデータが消えた、撮影が失敗していた

などの“説”があがっていましたが、その中でも最も有力と言われているのが八丁味噌問題です。

八丁味噌は愛知県岡崎市発祥の伝統的な製法で作られるお味噌です。

しかし、農林水産省が地域の特定農林水産物を保護するために始めた「地理的表示保護制度(GI)」により、ここ数年で「八丁味噌」の定義が変わり、「八丁味噌」の名称の権利問題に発展していました。

「みづこし」が使用している「まるや」が、権利問題によって「八丁味噌」の名前が使用できなくなることから名前が入った暖簾やメニューが写っている映像が放送できなくなってしまったのではないかと考えられています。

八丁味噌問題とは?

GI保護制度では、伝統的な生産方法などによる農林水産物や加工品の名称を知的財産として登録、保護する仕組みです。

2017年、愛知県内全域を生産地として組合が八丁味噌を登録しました。

その内容は、伝統的な手法ではなく安易につくられた味噌を八丁味噌と名乗らせようというたくらみで、本来の八丁味噌とは定義が変わってしまうようなものでした。

八丁味噌問題の画像引用:ねとらぼ

そのため、老舗企業の「まるや」などGI制度非加盟の老舗2社は「産地を発祥の岡崎市八帖町に限定すべきだ」と主張。

「まるや八丁味噌」は、生産地を県全域とした国の登録取り消しを求めた訴訟を起こしましたが、2023年3月8日に知財高裁では一審東京地裁と同様に「愛知県に定着し、特産品として認知されている」と判断し、同社の控訴は棄却されました。

その結果、GI制度非加盟の「まるや」などでは一定期間経過後に「八丁味噌」の名称をそのままでは使えなることとなりました。

「元祖八丁味噌」などといった追加登録は可能だとされていますので、今後は名称を少し変えた形で使用されていくものと見られています。

ただ、高裁の結果が出たのは2023年3月ということで「せっかくグルメ」の撮影時にはどこまで名前を使っていいのかなど、スタッフを含め認識がそこまで浸透していなかったものと見られています。

編集時点で使用してはいけないものと気がつき、急遽映像を使わない判断になったのかもしれませんね。

【せっかくグルメ】岡崎味噌煮込みうどんの諸事情放送NGにネットの反応は